口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。
くぴこが生後11カ月のとき、初めて口唇口蓋裂の手術をおこないました。
約3時間の手術を終え、ようやく手術室から戻ってきた娘の痛々しい姿に涙が止まりませんでしたが、術後の経過を見るため、そのまま高度治療室へ……。
縫合処置した口元に触れないように説明をうけ、高度治療室で術後の経過を見るため30分ごとに看護師さんによる経過観察が行われます。
しかし、手術で怖い思いをした娘は、
看護師さんの顔を見るたびに激しく泣いて、その興奮で熱も下がらず、普段と違う光景と状態に戸惑って暴れてしまい、簡単に落ち着かせることができません。
夫が何かで気が紛れないかと、お気に入りのおもちゃを取り出して歌を流すと
音が出てる間だけは泣き止むので、繰り返し音楽を聴かせます。
毎日遊んでいたお気に入りのおもちゃのメロディを流すと、安心したのかようやく眠ってくれました。私たちも少しほっとして「本当によく頑張ったね」と改めて思いました。
その後、興奮も熱も落ち着いたところで高度治療室での観察も終え、16時ごろにようやく病室へ戻ることができました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。