妊娠して安定期に入ってから、私は生まれてくる赤ちゃん用にスタイを手作りしました。意気込んで5枚も作ってしまったのですが、出産してからとても重宝したのです。手作りスタイが役に立ったエピソードを紹介します。
わが家はスタイだらけ!
裁縫が好きな私は、妊娠中生まれてくる赤ちゃんに身に着けさせる衣類をいろいろ作りました。特にスタイは多めにあったほうがいいかなと思い、5枚製作。
しかし、産後思ってもいなかったことに、友達や親しい人、あちらからもこちらからもたくさんのスタイをいただき、わが家はスタイだらけになってしまいました。「こんなにスタイがあってどうしよう……」と思いましたが、のちに大変重宝することになったのです。
吐き戻しの救世主
娘は出生直後から生後7カ月ころまでよく母乳の吐き戻しをする子でした。生後3カ月までは特に吐き戻す量も回数も多く、病気じゃないかと心配するほどだったのです。母乳を吐き戻すと娘の首元や胸元がどろどろになってしまうので、スタイは必須アイテムになりました。
出産祝いでいただいたスタイはかわいい柄のものや食事用のスタイが多かったので、吐き戻し対策に使うのはもったいなく、私の手作りスタイの出番がやってきたのです。1日に何回も母乳を吐き戻していた娘でしたが、スタイは5枚作っていたので、汚れたらすぐに洗いに出して新しいものと取り替えることができ大変助かりました。
好みのデザインでおでかけもウキウキ
授乳をするとすぐに吐き戻してしまう娘だったので、外出時にもスタイは欠かせませんでした。私にとっては、手作りしたスタイは惜し気もなく使うことができたうえに、自分の好みにデザインしたものなので、好きなテイストのものを身に着けさせておでかけすることは、うれしくてウキウキでした。
外出先で吐き戻されると着替えは大変でしたが、「今度はどのスタイをつけてあげようかな」と選ぶのも楽しかったです。
娘はあまりに母乳の吐き戻しが多かったので心配で病院を受診しましたが、異常はなくひと安心。生後間もない赤ちゃんは飲み込んだ母乳や育児用ミルクをうまく消化できず、動いた拍子に吐き戻してしまうことも多いと聞きました。娘の場合はうまく母乳を消化できずにいたようで、頑張って作ったスタイが重宝し、不幸中の幸いのような体験でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
イラスト/おもち
著者:斎藤ますみ
1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。