妊娠前から「ママじゃないと嫌~!」と寝る前に叫ぶ甥っ子たちを見続け、わが子には添い寝での寝かしつけをどうしても避けたかった私。赤ちゃんが自分で寝てくれたらママの時間が確保できる!と産後夫婦2人でいろいろ試した結果、生後8カ月になるころ、ベッドに「ポン」と寝かせるとスッと寝てくれるようになりました。どんな方法で寝るようにしたのか、ご紹介します。
産後から始める! 赤ちゃんと別室
他国では当たり前のように習慣とされている、「赤ちゃんとは別室で寝ること」。赤ちゃんが自分で寝てくれることを目指していた私は、お産直後は赤ちゃんが心配だったので産後2カ月から始めました。同時に、赤ちゃんが寝ている間は異常がないか、ベビーモニターを使用して安全を確認し、私は念のため隣の部屋で、赤ちゃんの気配がわかるように少しドアを開けて寝るようにしました。
そして、別室にした最初の夜から、物音がなくぐっすり眠れるのか、同室で寝ていたころよりも赤ちゃんが長く寝てくれるようになったのです。私自身も赤ちゃんから離れることで張りつめていた緊張感がほぐれ、深く眠れるようになりました。
使える! 寝る前の儀式
別室を始めて長く寝てくれるようにはなったのですが、寝る前はお乳をあげても抱っこしてもぐずって泣き続け、なかなか寝ついてくれない日が続きました。そんなとき、義母が「寝る前に毎日使ってみて」と亀の形をした赤ちゃん用オルゴールをくれました。
オルゴールには癒やし系の音楽と波の音のボタンがあり、小さな明かりもつきます。これを毎日寝る前に使用しました。すると、泣いていた赤ちゃんが「あれ? なんだろう?」と泣き止み、オルゴールを聴いているうちに寝入ってしまったのです! 使用開始から1カ月後には、音楽が鳴り始めるともう目がトロ~ンとしてそのまま寝てくれるようになりました。
必要だったんだ! パパの寝かしつけ
寝かしつけ訓練を開始して慣れてきた生後6か月ころ、「あ~、これで赤ちゃんが寝たあとに家事や仕事ができる!」と思っていた矢先、私自身が体調を崩して2週間ほど寝込んでしまいました。そのため、赤ちゃんをベッドに寝かせるのはパパの役目に。すると、ママのにおいがしないせいなのか、いつものオルゴールでも寝てくれずギャン泣き。
このとき、「ママが赤ちゃんをベッドに寝かせるのも儀式の1つだったんだ!」と、パパによる寝かしつけも必要だったことに気づきました。今では毎晩パパが赤ちゃんをベッドまで連れていき、少し2人で遊んでから寝かしつけることが習慣となっています。私はその間、洗い物や片づけをすることができ、自分の時間を作ることができています。
産後でも「夫婦の時間を大切にしたい。自分の時間を1時間でも確保したい」と思っていた私にとって、赤ちゃんの寝かしつけは1つの課題でした。でも、周りの助けや便利なグッズに頼りながら習慣にしていくことで、赤ちゃんもママである私もストレスなく時間がつくれるようになるのだと改めて思いました。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師REIKO
著者:岩見 エリ
1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。