冷凍食品の充実度は、ほかのスーパーマーケットとは比べものにならないほど優れている業務スーパー。とはいえ玉石混合(笑)。“玉チーム”の代表「むきあさり」の魅力と使い方をリポートします!
見てください、この粒感!
通常、安いスーパーマーケットだとあさりだけの冷凍食品はなかなかなく、大体水煮の状態の缶詰で130g・340円。冷凍あさりを買うとなると、いかやえびがミックスされた“シーフードミックス”の状態で売られており、330g・約400円します。結構お高い……。ところが業務スーパーの「むきあさり」は500gとたっぷり入って398円!
むきあさりって、たくさん使わないと“だし”が出ないので、だからこそたっぷりと使いたいんですね。でも1缶130gしか入っていないと、たとえばクラムチャウダー1つ作るのにも最低4缶は必要……。そうなるとあさりだけで1,400円近い出費。これは痛い! とはいえ生のあさりも高いし、砂抜きに手間がかかります。
そこで買ってみたのが業スーの「むきあさり」でした。見てみると粒感もしっかりしているし……とはいえ油断はできません。火を通したら縮んでしまう海鮮冷凍食品は少なくありませんから。ところが火を通しても粒感しっかり! これは“買い”です。
残りご飯も生き返る! あさりのおかゆ
どんなに高性能な炊飯器でも、やっぱり炊き立てが一番! 一晩、保温したご飯は味が落ちると思っています。だからこうした残りご飯を私は翌朝、そのまま食べるのではなくおかゆやおじやにして食べています。おなかにやさしいですし、口当たりがいいので家族も朝から喜んで食べてくれます。
作り方は簡単! まずご飯をざるに入れ、軽く水洗いします。こうすることでぬめりが取れ、おかゆやおじやが必要以上にべっとりとした重い仕上がりになりません。そして冷凍の「むきあさり」も軽く水洗いしてください。これは氷についた海鮮特有のくさみを取るためです。水洗いしたら水気を絞り、ご飯と一緒に鍋に入れます。ひたひたになるくらいの水を入れ、あとは煮込むだけ。私は途中で小松菜を刻んだものも入れます。
たったこれだけであさりのだしとうまみが出た滋味深いおかゆのでき上がり。食べるときに塩を振ったりごま油をかけたりしてください。
「姜葱醤」とのコラボで極上“深川飯”
以前、私がテレビ番組で紹介した途端、長らく完売状態にあった「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」ですが、最近また手に入るようになってきました。これと「むきあさり」をコラボ使いすれば、極上の深川飯が作れます。
【極上深川飯】
●材料
米…2合
「むきあさり」…2~3つかみ
油揚げ…2枚
A(白だし…大さじ2、「姜葱醤」・酒・みりん…各大さじ1)
●作り方
①「むきあさり」は軽く水洗いし、水気を絞る。油揚げは細かい短冊切りにし、乾煎り(水や油を使わずに鍋に入れて煎る)する。
②洗米した米と①の「むきあさり」、Aを入れて、2合目の目盛りまで水を足す。10~15分浸水させる。
③「早炊き」モードで炊く。
④炊き上がったら、乾煎りした油揚げを混ぜ入れる。
おやつに最適。卵不使用・あさりとニラのチヂミ
チヂミはよくおやつに作るレシピです。スナック菓子やグミも食べますが、それだけだと母親として罪悪感があるので、間におにぎりやチヂミを挟むようにしています(笑)。お酒のつまみにもなるので、パパにも作ってあげてくださいね!
【あさりとニラのチヂミ】
●材料
小麦粉(薄力粉)…100g
水…180~200cc
「むきあさり」…2つかみ
ニラ…1わ
ごま油…適量
●作り方
①「むきあさり」は軽く水洗いし、水気を絞る。ニラは長さ1~2cmに切る。
②ボウルに小麦粉と水を入れて軽く混ぜ合わせ、①を入れ、よく混ぜ合わせる。
③フライパンにごま油を熱し、②を流し入れ、両面焼く。
チヂミといえば材料に大抵、卵が入っていますが、私は面倒なので入れません(笑)。でもおいしくできますよ! たれはポン酢でもいいですし、市販の焼き肉のたれを酢で割ったものでも構いません。
いかがでしたか、「むきあさり」。このほかにもパスタに使ったり、チャーハンにしてもおいしいですよ。ぜひ、試してみてくださいね!
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。