長女は抱っこでしか寝ない子でした。夜中に起きるたび家の中を抱っこしながら歩かないと寝てくれず、私は睡眠不足になったり腰痛になったりと大変な思いをしました。
長女の寝かしつけで苦労したので、次女が生まれるにあたり、赤ちゃんの睡眠に関する本を何冊も読み、書かれていたことを実践したら結果は大成功! 「おやすみ」と言い、ベビーベッドに連れていくと、ひとりですぐ寝る子に育ちました。今回は、私が実践して効果的だったと思う方法を3つご紹介します!
おくるみでお雛巻きにする
おくるみに包まれると、赤ちゃんは子宮の中の感覚を思い出して安心するそうです。産院でもおくるみやバスタオルで包むと良いと教わりました。
次女が生後4カ月ぐらいまではずっと、柔らかい綿素材のおくるみでお雛巻きにしていました。一見窮屈そうにも見えますが、その状態が安心できるようです。巻くことで、赤ちゃんの意思とは関係なく腕など体が動いてしまうモロー反射により、起きてしまうことも防いでもくれました。
胎内音を流す&安心できるアイテムを用意する
赤ちゃんは決まった方法で眠ることを好むそうです。なので、私は毎回メリーの胎内音を流し、近くに私のにおいがついたハンカチを置いてあげていました。「この音を聞いたら寝る時間だ!」と思うようにしたかったのです。
1歳半になった今、もう胎内音は流していませんが、新生児期から側にあったハンカチを抱いてスリスリしながら寝ています。
自分で眠れるようにしてあげる
毎日授乳や抱っこで寝かせていると、その方法以外で寝かしつけることが難しくなると言われています。そのため、授乳や抱っこで眠たくなった赤ちゃんを腕の中で眠りにつかせるのではなく、「ベビーベッドに寝たら、自分で眠る」ことを習慣づけるようにしました。
授乳中や抱っこをしているときにウトウトしたら、ベビーベッドに置いて寝かせるようにしていました。もし授乳中に完全に寝てしまったら、一度起こします。再度ウトウトしてからベビーベッドに移動し、自分で眠れるようにしていました。最初はせっかく寝たところを起こすのはかわいそうにも感じましたが、「自分でぐっすり眠れる方法を教えてあげることも愛情」という本の言葉を信じて実行していました。
赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけが大変なとき、根性で頑張るだけではなく、睡眠に関して勉強して知識を得ることも重要だと感じました。もちろん、赤ちゃんによって合う、合わないはあると思います。寝つきの良い子、悪い子がいますし、敏感な長女で同じことを試しても、効果があったかどうかはわかりません。ただ、今回ご紹介した3つの方法は次女には合っていたようで、寝かしつけにかかる時間はわずか1分! よく寝てくれるので私の時間も確保でき、子どもも機嫌が良くなるのでとても助かっています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:小川恵子
5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。