赤ちゃんが生まれると、「泣き声がお隣さんに聞こえないだろうか」「夜中に起こしてしまったらどうしよう」など、気になるもの。ご近所へあいさつをしたほうがいいのか悩みますよね。
そもそもあいさつは必要?
「赤ちゃんが生まれます」のあいさつをするメリットは、お互いにどんな人が住んでいるのかがわかることだと思います。入れ替わりの早い都会の賃貸マンションなどでは、隣近所の顔も名前も知らないというケースは少なくありません。
ずっと静かに暮らしていたのに、ある日突然、赤ちゃんの泣き声が響いてきたら、「どこのお宅だろう?」と気になる人もいるかもしれません。だけど人の気持ちというのは不思議なもので、顔見知りになっている家から聞こえてくると「◯◯ちゃんが泣いているのね」と気にならないことがあります。
あいさつをしておくことで相手の印象がよくなり、大きなトラブルに発展しにくいというメリットはあると思います。
いつ、どうやってあいさつをする?
あいさつをするとなったら出産前にするか、出産後にするか。これはどちらでもいいと思います。出産してしばらくは育児に追われて、あいさつ回りをする余裕がないかもしれないので、出産前に済ませておいたほうがラクでしょう。
あいさつするときは手ぶらでもかまいませんが、ちょっとした手土産を持参すると、より話しやすくはなります。相手が気を使わないように500〜1,000円程度の日用品やお菓子などで十分です。
ご近所さんと生活の時間帯が違ったり、あまり顔を合わせる機会がない場合は、ポストに「ご迷惑をおかけします」とメッセージを入れてもOK。どんな人が住んでいるのか知らなくてあいさつに伺うのが不安な方は、まずは大家さんや管理会社に相談してみてもいいかもしれません。
私もあいさつに行きました!
わが家は出産したとき賃貸マンション暮らしだったので、赤ちゃんの泣き声が近所迷惑にならないか不安がありました。当時はご近所さんとの交流はまったくなかったのですが、生まれる前に、両隣と上下階の家に「もうすぐ赤ちゃんが生まれますので、騒がしくてご迷惑をおかけするかもしれません」と、1,000円くらいのお菓子を持ってごあいさつに伺いました。
両隣は小学生の子どもがいるご家族だったため、「騒がしいのはお互い様なので、お気になさらず」とのこと。出産後はしばらくして外で顔を合わせたときに「泣き声がうるさくないですか?」と聞いてみたら、「全然大丈夫ですよ」と言ってもらえてひと安心。
それからは顔を合わせると「大きくなりましたね」など、会話を交わすようになり、良好な関係を築くことができました。あいさつをしていなければ、赤ちゃんが泣くたびに近所迷惑かも?とビクビクしていたかもしれません。お互いの顔を知っているということが私にとっても安心感につながりました。
ご近所と円満な関係を築くために、あいさつは大事な役割を果たしてくれます。お隣さんにあいさつに行ったら、偶然にも出産予定日の近い妊婦さんで、家族ぐるみで仲良くなったというエピソードも聞いたことがあります。ご近所付き合いが広がるきっかけにもなるかもしれませんね。
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イラスト/imasaku
監修/助産師REIKO
一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。