業務スーパーでまさかのグルテンフリーヌードルを発見! しかも全部で5種類も取り扱いがありました。これはちょっと興味津々。早速、試してみましたよ。
ミランダ・カーやヴィクトリア・ベッカムも実践!
最近では一般的なスーパーやコンビニでも“グルテンフリー”と書かれた食べ物を見かけるようになりました。でも、そもそもグルテンって何? グルテンフリーって何?って話ですよね。
まず、グルテンとは小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンのこと。簡単に言うとこの2つの成分がタッグを組むことで、“弾力のある生地”ができます。そのため、パンやうどん、ラーメンにパスタなどは小麦粉=グルテンが含まれているため、もっちもちでおいしいわけです。
ところが、このグルテンが原因でアレルギーを起こしたり、倦怠感が生まれたり、小腸に悪影響を及ぼす可能性があったりすると言われているのです。
そのため、グルテンを含まない食事をする食事療法“グルテンフリー”が誕生。主に小麦アレルギーを持つ人や健康意識が高い人が取り組んでいた食事療法でしたが、ここ数年、有名海外セレブたちも健康や美肌のために実践していることから、一般にも広く実践する人が増えたのかもしれません。
日本ではこの“グルテンフリー”という言葉、かの有名テニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ氏の著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(2015年刊)の大ヒットから広く知られるようになった気がします。
では、グルテンフリーな食生活にするとどんな効果があるのか? 腸内環境を整え、便秘や下痢が改善する、肌荒れ、にきびの改善、倦怠感の緩和などが言われています。
ラーメンVSうどんは、ラーメンに軍配!
とはいえ、私自身は小麦アレルギーはなく(アレルギー検査済み)、大の麺好き! 果たして白米ベースで作られた麺類に耐えられるかどうか……!
業務スーパーのグルテンフリーヌードルは全部で5種類。「白米うどんタイプ」「白米ストレートラーメンタイプ」「白米フェットチーネタイプ」「白米スパゲティータイプ」「玄米スパゲティータイプ」(すべて178円税抜き)があります。外国人も買いやすいようにしているのかパッケージも裏の表記も半分が英語になっています。
まずはラーメンとうどんを実食。ラーメンはちょっと言われないとわからないほど。たしかにグルテンが入っていないので、もちもち感は少なく、食べているとめんが「ブツッブツッ!」と切れる感じがしますが、これはこれでイケます。
うどんのほうは、うどんっぽくなく“フォー”に近い感じででした。
スパゲティーは炒めることでおいしく!
そして残り3種はすべてパスタ類。白米タイプのフェットチーネとスパゲティー、そして玄米タイプのスパゲティーになります。
ラーメンとうどんは3~4分ゆでて、好みのスープと合わせるだけでいいのですが、パスタ類はゆでたあと必ず“オリーブオイル”にからめることがポイント。裏の調理方法にもしっかりと書いてあります。
まずは「玄米スパゲティータイプ」に挑戦! このグルテンフリーヌードルシリーズ、ゆで時間がパスタにしても3分と短いところも魅力。が、ゆで上がったビジュアルがなんだか硬そう!?
オリーブオイルをからめ、市販のパスタソースをかけていただきます。めんがブツブツと切れ、スパゲティーとは別物のように感じました。
ですが、「待てよ、オリーブオイルをからめるんじゃなくて炒めたらおいしいかも!」と思いつき、「白米スパゲティータイプ」は炒めてみることに。これが大正解! 炒めることで香ばしさが加わり、ぐっとおいしく! 要するに“お米”を炒めているんですから、形はスパゲティーですが“チャーハン”ですよね(笑)。「玄米スパゲティータイプ」も炒めたら絶対おいしかったと思います。
フィットチーネは炒めずともおいしい!
そして「白米フェットチーネタイプ」ですが、これは炒めずともゆで上がりにオリーブオイルをからめただけでおいしくいただけました。
では総まとめ! おいしかった順に発表します。
1位 炒めた「白米スパゲティータイプ」と「玄米スパゲティータイプ」
2位 「白米フェットチーネタイプ」
3位 「白米ストレートラーメンタイプ」
なんと、スパゲティーとは別物のように感じたとお伝えしたスパゲティータイプが個人的には1位になりました。炒めるとがらりと食感が変わり、おいしくなったことが逆転の理由です。
ですのでパスタソースも“かけるタイプ”ではなく、炒めておいしくなるような濃厚トマトソース系やたらこ&明太系、バジルなどを合わせるのがおすすめです。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。