食事の後片づけや翌日の準備など夜のうちに済ませておきたい家事はたくさんあります。しかし、なかなか思うように寝てくれないわが子を前に、イライラは募りがち。私もそんなママの1人でした。そこで仕事復帰後、思い切って夜の家事を諦めました!
仕事復帰後、毎晩の寝かしつけが苦痛…
娘が1歳半のときに、仕事復帰した私。保育園で2時間近くお昼寝して帰ってくるせいか、娘は夜になかなか寝てくれませんでした。布団に入る前に疲れるまで遊んでみても、娘と一緒に布団に入って寝たふりをしてみても、頑なに寝ない娘。
保育園の先生に相談してみると「寝る前に頭を使うパズル遊びをしてみたらいい」「1分ほど、ギュッと布団の中で抱きしめていたら眠たくなる」というアドバイスをもらいましたが、どれも娘には通用せず。
ママ友の「部屋を暗くしていたら、いつの間にか寝ているよ」の声に、なぜ娘は寝ないのか……と途方に暮れることもありました。寝かしつけに1時間以上かかることがよくあり、最終的に私のほうが疲れて先に寝落ちしてしまう日々でした。
家事ができない! 寝ない娘にイライラ…
寝ない娘を前に、いつもイライラしていました。そのイライラの原因は「娘が寝たあとに家事をしたい」「早く娘を寝かさないと、家事の時間が確保できない」「明日も朝早いのに……」という思いがあったからです。
寝かしつけをしている最中も、シンクに溜まった食器類や手つかずのまま洗面所に放置されている洗濯物が気がかりで、寝かしつけに集中できなかった私。そんな思いを持っているから、無意識に娘への態度もイライラしたものになっていたのかもしれません。寝かそうと必死になりながらも心ここにあらずなママの本心を、娘は見透かしていたのかなとも思います。
夜の家事を諦めたら、家事の効率もアップ!
あまりにも寝ない娘を前に、ついに夜の家事を諦めることに。夜寝る分、それまでよりも早く、朝5時に起きる生活に切り替えることにしました。娘が寝たあとに家事をしなければならないというプレッシャーがなくなったことで、娘が寝なくてもイライラしないでいられるようになった私。寝かしつけにも集中できるようになりました。
1日の疲れが出る夜に家事をするよりも、朝の元気なうちに家事をすると効率がいいことも実感。早朝だと娘と一緒にパパも寝ているので、万が一娘が目を覚ましてもパパが相手をしてくれるというメリットもありました。
育児をしながら家事や仕事をするには、時には諦めたり、大きく方法を変えたりすることも必要です。私の場合、夜の家事はやめてよかったことのうちの1つ。パパやママと子ども自身がストレスフリーでいられる生活を、今後も追及していきたいと思っています。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:金谷ともみ
第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。