もしかして妊娠!? まず思ったことは…
仕事と3人の育児に追われる毎日を過ごしていたある日、夕食の支度をしようとすると具合が悪くなり、トイレへ。過去の妊娠経験から、まさかこの歳で!?と驚きました。
日中は仕事と学校の役員、ママさんバレーなど活動的な日常を過ごしていたので、妊娠したことに不安を感じる日々でした。ましてや、一番上の子と15歳差です。4人目を産んで、4人の子育てがちゃんとできるのか、今まで想像したことがない考えが頭をよぎりました。
夫と喧嘩、もう無理なのかも
妊娠検査薬で陽性反応を確認したあと夫に相談すると、「4人育てるのは無理じゃない?」のひと言で心が折れました。それでも産婦人科で診てもらい、やはり妊娠していることがわかると、先生に産みたい気持ちはあるけれど悩んでいることを相談。
すると、もし中絶手術をするなら、できるだけ早く決断しないと体へのリスクが高くなると説明されました。しばらくは夫と話もしないままひとり悩んでいると、夫から話し合わないとどうにもならないと言われ、話し合いをすることに。
不安は夫も一緒。みんなで頑張ることに
夫は、授かった命を大事にしたいという私の意見を聞き入れてくれました。ただし、出産時の条件として、万が一のことがあれば母体を優先することを守ってほしいと。夫婦の不安は、母子ともに健康か、障害のある子どもが生まれるのではないか、自分たちの年齢でその子どもを育てることができるのかということでした。
夫婦で話し合い、大事な命、どんな状況でも家族で協力しあって育てていこうと決意し、上の子どもたちに報告することに。すると、4人目を喜んでくれ、家事もお手伝いしてくれました。そして、幸いにも母子ともに健康で無事4人目を出産することができ、2人目の長女はママのように末っ子のお世話をしてくれています。
私が上の子とブランクのある出産に不安だった以上に、夫も家族を養う重責を感じていたようです。夫との話し合いで、出産を決心した私。今では末っ子はわが家の癒やし系です。上の子たちの経験もあるので、末っ子の子育ては楽しんでできていますが、お風呂や買い物、子守りなど本当に家族の協力あっての子育てだと実感しています。
※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。本記事の内容は、母体保護法 第14条 第1項 第1 号「妊娠の継続または分娩が身体的または経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの」に該当します。
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監修/助産師REIKO
著者:松田みさと
長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。