あれもダメ、これもダメ……。何をやっても夜中、頻繁に起きる息子。ひどいときは1時間おきに目を覚まして泣き、そのたびに抱っこして寝かしつける毎日にヘトヘトになっていました。原因はまったく予想していなかったところにありました。
何度も起きる息子
息子は新生児のころから眠りが浅く、頻繁に泣きながら起きていました。昼間起きて夜寝るリズムができた生後5カ月以降は夜中に起きても抱っこすればすぐに寝ていたものの、起きる回数は一向に減りませんでした。
当時、クイーンサイズのダブルベッドに息子と私の2人で寝ていたので、ベビーベッドに行く手間がなく、抱っこ自体は苦になりませんでしたが、起きる回数の多さに疲れが取れない毎日でした。
原因は何!? 模索する日々
夜泣きは少しずつ増え、生後7カ月のころにはついに1時間おきに。藁にもすがる思いでネットで検索し、夜泣きに効くという方法をあれこれ試してみました。しかし、昼寝の時間を調整してもダメ、室温に気を配ってもダメ、おなかをいっぱいにしてもダメ、夜間断乳もダメ。そんな状態が3カ月程続きました。
生後9カ月になってやっと少しずつずりばいを始め、もっと活発に動くようになるのを待つしかないのかも……と諦め始めていました。
偶然のできごとがきっかけで原因が判明
ずりばいを始めると寝相が激しくなったので、部屋に布団を敷き詰め、そこで寝かせることにしました。すると、部屋の隅から隅まで転がったり、寝返りの拍子に座ってしまったり、ベッドで寝かせていたときよりもさらに寝相が激しくなりました。
そしてなんと、ひどかった夜泣きがぐっと減ったのです! 特に寝づらそうな様子ではなかったのに、本人なりにベッドで寝ていることを意識して眠りが浅くなっていたのでしょうか。5時間は続けて眠ってくれるようになりました。
夜泣きの原因は子どもによってさまざま。一般的に言われている方法を試してみても、当てはまらないこともあります。ママは大変ですが、原因がわかるまでは気長に付き合い、原因を探っていってあげることが必要なのかなぁ、と思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:谷口菜穂
一男の母。保育士資格、幼稚園教員免許、小学校教員免許を取得。出産後、仕事を退職。日に日にできることが増えていく子どもの成長におどろく毎日。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。