11月に入るとさすがに寒い日も出てきます。そんな日に食べたいおでん! おでんは意外と具の下処理が面倒ですが、業務スーパーには下処理済みの“おでんダネ”がいっぱいありました。
串打ち&袋詰めの手間なし!この2つは絶対に買い!
「牛すじ串」(478円・税抜き)と「餅入りきんちゃく」(348円・税抜き)、どちらもおでんには欠かせない具材ですよね。しかし、どちらも下処理や下準備が大変……。牛すじ串などすでに串打ちしてあるものがスーパーやおでんダネ屋さんで売っていますが、牛すじの下処理は手間がかかるのでおでんダネ屋さんで買うとなると1本あたりの値段が高いですし、スーパーで買うものは3~4本ほどしか入っていなくて300円近くする高級品。
それが業務スーパーの「牛すじ串」(写真左)は10本入って478円ですから、1本約50円。おでんダネ屋さんやスーパーの半額くらいで買えるんです!
そして「餅入りきんちゃく」(写真右)。これも自分で作るとなると油揚げの油抜きをして、餅を切って、中に詰めてと大変ですよね。業務スーパーの「餅入りきんちゃく」は小ぶりサイズではありますが、500g(私が数えたところ20個でした)入って348円。あの手間を考えたらこの値段は全然“あり”だと思います!
面取り不要の冷凍大根と煮込み竹輪も便利!
「ほかにも何かおでんに使えるものないかな~」と探していると、こちらを発見! 冷凍の「大根」(108円・税抜き)と「煮込み竹輪」(155円・税抜き)。おでんの大根、おいしいですよね~♪ でも、こちらも切って皮をむいたあと面取りして、下ゆでして……下処理が面倒くさ過ぎる!
それが、冷凍の「大根」なら凍ったものを煮込めばいいだけ! しかも500gも入ってたったの108円!? それに以前、テレビの実験番組でやっていましたが“冷凍大根”って驚くほど味の染み込みがいいらしいのです。母などその番組を見て以来、いつも煮物には自分で作った冷凍大根を使っていますが、たしかにもらった煮物は短時間でもしっかり味が中まで染み込んでいるんですね。だから業務スーパーの「冷凍大根」も期待大です!
「煮込み竹輪」は長さ15cm。お弁当用の竹輪は約10cmなので、こちらはかなり長いことがわかります。裏の説明には電子レンジで1分解凍してから使ってくださいとありましたが、私は面倒なのでそのままお鍋に入れて火にかけてしましました(笑)。
忘れちゃいけない「手結びミニこんにゃく」63円
そして「業務スーパー」の隠れ売れ筋商品であるこんにゃく・しらたき類! どこのお店も大きなコーナーを設けていると思います。それだけ売れている証拠なんですよね~。
どれも驚くような安さで私もよく買っていますが、おでんにおすすめなのは「手結びミニこんにゃく」。ひと口サイズの手結びこんにゃくですが、なんと10個入って63円(税抜き)。1個約6円ですよ!?
中田流おでんは白だしベースで最初から“詰め込み”式
おでんの作り方と言ったら、煮立ったつゆに“おでんダネ”を入れていくかと思いますが、これだとつゆが沸くまで鍋から目が離せない! そして、煮立ったつゆの中におでんダネをきれいに入れるって意外と至難の業です。というわけで、私はいつも冷たい状態の鍋に具材を入れてしまい、そこへつゆの材料を注ぎ、フタをして火にかけます。これだと一度で作業が済みますし、水から煮ているので“おでんダネ”にもしっかり味が染み込みますよ。
ちなみにおでんのつゆはオイスターソースでも作りますが、今回は白だしで作りました。私がよく作るおでんつゆを3つ紹介します。分量はだいたい3~4人前です。
【白だしのおでんのつゆ~日本酒使用バージョン~】
白だし、日本酒(または料理酒)…各100ml
水…600ml
長時間、火にかけるのでアルコール分は飛んでしまいますが、お酒を使うのは気になるという方は以下、料理酒を使わないバージョンのオイスターソースで作るレシピをどうぞ。
【白だしのおでんつゆ~みりんバージョン~】
白だし…100ml
みりん…大さじ2
水…700ml
【オイスターソースのおでんつゆ】
オイスターソース…大さじ1
顆粒だし…1/2袋
塩…小さじ1
水…1L
沸騰してから15分、弱火で煮込みます。何しろ下処理がいらず、ゆで卵とプチトマト串も追加しましたが、ここまであっという間にできちゃいます。できればおでんのような煮込み料理は一度冷やして再度加熱することで味がさらに染み込むので、余裕があれば朝~昼間作ってほったらかしにしておき、夜、食べるときに加熱するとその日のうちに“2日目の味”になってたまらんですよ~! 解凍せず、凍ったまま入れた竹輪も牛すじ、どちらもしっかり味が染み込んでいました。
業務スーパーの冷凍食品を使って作るおでん。何しろ手間いらずだし、おいしい! 今回は入れませんでしたが、冷凍食品の「ロールキャベツ」を入れてもおいしいと思います。ぜひ秋冬ならではのおいしさを楽しんでみてください。
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著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。