「あなたも水なんて飲まなかったわよ」
離乳食が始まってコップで水分をとるようになったころ、普通であれば麦茶やお水を飲ませますが、娘は甘い乳酸菌飲料やりんごジュースを飲んでいました。1日に甘い乳酸菌飲料3本、りんごジュースは100%のものを80%くらいに薄めて500mlくらい。これが普通でした。
「そんなにジュースばかり飲ませて大丈夫なの?」という私の疑問をよそに、母は「あなたも水や麦茶なんて飲まず、ジュースを飲んでたわよ」と言います。新米ママだった私は、娘は甘いお菓子は食べないし、そんなものなのか……と不安に思いながらも納得したのでした。
1歳6カ月の歯科健診で衝撃の予告
そんな折、1歳6カ月の歯科健診の日がやってきました。先生に、1日のジュースの量などを聞かれ、正直に答えていると……。「それは、糖分の取り過ぎです。間違いなく3歳までにすべての歯が虫歯になり、将来は糖尿病になります」と断言されてしまったのです。
糖尿病は医療関係者がなりたくない病気の1つとも言われるつらい病気。幸い、この日の歯科健診では、虫歯になりそうな歯はあったものの、虫歯なしの判定。虫歯なしを保つため、さらには娘を将来、糖尿病にしないため、ジュース削減の日々が始まりました。
6カ月後、無事に虫歯ゼロをキープ
その衝撃の予告から、母にもきつく言い、甘い乳酸菌飲料は購入しないことにしました。ジュースは極力飲ませず、のどが渇いたと言われれば牛乳に。どうしてもジュースを飲ませる場合も1日に125mlのパック1本までと決めました。
6カ月後、フッ素を塗ってもらうため、再度歯科健診に行った際には、虫歯ゼロをキープ! 「お母さん、頑張っていますね。きれいに磨けていますよ」と褒められました。
3歳になっても、娘は麦茶を飲みません。水もまったくといっていいほど飲みません。水分は主に牛乳です。歯科健診でジュースよりは牛乳のほうがいいとは言われましたが、牛乳も糖分があるので、たくさん飲ませるとしたらやはり水や麦茶に越したことはありません。飲ませなければ子どもはその味を知りません。できるだけ大きくなるまで、ジュースの味を覚えさせず、水や麦茶を飲ませてあげるべきだったと感じています。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
作画/和田フミ江
著者:ヒロコ ラメッシェ
5歳女児の母。旅行雑誌編集デスク、アルバイト情報サイト編集長を経て、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。