安全に手術を受けるために必要な体重が増えない……。
そこで、情報を集めたり、市の栄養士さんに相談したり、
とにかく迷ってるヒマもない! と目の前に迫った術前検査と手術に備えて、
やれるだけやろう! と決意を新たに取り組みました。
少食や食べムラに1日5食で対応したり、
おいもや果物(バナナなど)をメインに補食となるおやつ作りをおこなうほか、
市販のベビーフードや幼児用の糖分の少ないお菓子なども使い、
小分けでもバランスよく体重を増やすことができるよう力をいれました。
また、そのためにも規則正しい生活や公園で遊ぶなど、
適度な運動もかかしませんでした。
すべては安全に予定通り娘の治療を進めたいという
強い心構えで取り組んでいたのですが……。
どんなに気を付けても、まだ2歳にも満たない娘は体内リズムが狂いやすく、
ときには入院するまで風邪をこじらせてしまうこともありました。
そうなると、食事のリズムや生活のリズムが乱れてしまい、
体重が停滞して振り出しに戻るの繰り返しで
そうそううまくいきませんでした…。
体重を増やす。
たったこれだけのことがこんなに大変でうまくいかない難しいことなのかと
正直心が折れそうで途方に暮れていました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO