翌日の手術に備えてできるだけ病室内にいるようにしていましたが、歩きたい盛りの1歳11カ月には病室だけの行動制限は難しく……。
持参したおもちゃもDVDもすっかり飽きてしまい、困っていました……。
それを見かねた看護師さんがこう提案してくれました。
というわけで、消灯までの少しの間だけくぴことプレイルームで遊ぶことに。
1日半ぶりとはいえ、思いっきり大きな声ではしゃいで楽しそうなくぴこ。
病室よりは広々とした明るい部屋でペタペタと歩き回り、ブロックや積み木など部屋にはないおもちゃで一緒に遊びました。
少し気晴らしができたのか、短い時間でも十分満足だったようで……。
「ママ、しゅみ(おやすみ)」と言って穏やかに眠りにつきました。
明日には自分が手術を受けていることなど知らないんだと思うと胸が痛みます……。
手術を迎えた後に、次この笑顔が見られるのはいつなんだろう……?
そんないたたまれない気持ちでいっぱいになりながら、手術前夜を過ごしました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO