25歳のとき、留学先のアメリカで彼氏と彼の従弟と3人でシェアハウスに住んでいた私。生理開始初日にとんでもない腹痛で真夜中に目を覚ましました。彼氏は私の隣で寝ていたのですが、生理痛だとわかっていた私は恥ずかしくて起こせず、ひとりで激痛に耐えていました。そんなとき、従弟がリビングでうずくまっている私に気づき、驚く行動をしてくれたのです……。
真夜中の激痛
生理痛がひどい私は、生理が始まると鎮痛剤を内服して寝ることが習慣でした。その日は「生理がきそうだな……」と思いながらも、実際まだ生理がきていなかったので、鎮痛剤を内服せずに就寝しました。
ところが、夜中の1時、急にとんでもない下腹部の痛みに襲われたのです! 尋常ではない痛みにびっくりしてトイレに駆け込むと経血が。「やっぱり薬を飲んでおけばよかった」と後悔しましたが、立っていられないほどの痛みで「この痛みをどうにかしなきゃ!」となんとか手持ちの鎮痛剤を内服し、這ってリビングへ行きました。
暗闇で耐える私
何とか這ってリビングへ行きついたころには、腰痛や悪寒まで出現。隣の部屋で寝ている彼氏を起こして助けてもらおうかと考えましたが「ただの生理痛で薬も飲んだし効くまで待つしかない」と思い、暗闇のなか電気ストーブで腰を温め、寝起きのボサボサの格好でうずくまりながらじっと耐えていました。
すると、パブから帰ってきた陽気な従弟がリビングにいる私を発見! 従弟は「こんな夜中にひとりでどうしたの!?」と駆け寄ってきました。
まさかの神対応
電気ストーブの明かりだけのリビングで、ボロボロの寝起き姿でエビのように腰を曲げていた私は、痛みと恥ずかしさでいっぱい!
「最悪! こんな姿を見られるなんて!」と思いながらも、「実は生理痛がひどくて……」と言うと、従弟はすぐに私の腰をさすりながら「ここのツボが生理痛にはいいんだよ」と腕のツボを押してくれたのです! 痛みが落ち着くまでそばに付き添ってくれて、私は従弟のまさかの対応に感激し、感謝でいっぱいでした。
今まで男性の前で生理の話をすること自体、何となく恥ずかしいと感じていました。しかし、この出来事から、男性でも女性の生理について理解してくれ、助けてくれる人もいると知りました。また、大変なときは羞恥心から我慢したりせず、助けを求めることが大事だと学びました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO