出産時、赤ちゃんよりうんちが先に…
私を出産したときのエピソードで、母が必ずと言っていいほど話していたのがうんち事情でした。出産時にうんちが出ないようにするために下剤を飲んだ母。しかし思ったよりも早く産気づいてしまい、うんちを出すことなく分娩台へ。
その結果、私よりも先にうんちが出てしまい、とても恥ずかしい思いをしたそうです。母のエピソードを聞いていた私は戦々恐々! 初産なこともあいまって不安なまま出産当日を迎えました。
前駆陣痛開始! 入院後も下剤は飲まず
前駆陣痛が始まった日にちょうど健診があり、いつ出産になってもいいようにとそのまま入院へ。下剤を処方されることはなくひと安心でした。しかし今回は、夫のたっての希望で立ち会い出産をすることになっていました。
出産時、隣に夫がいるなか、絶対にうんちを出したくない! 私は、トイレでなんとか先にうんちを出そうと躍起になっていましたが、なかなかうまくいかず……。そして頑張りもむなしく本格的に陣痛がきて、分娩台に乗ることになったのです。
うんちは出なかった! 助産師さんの神対応
分娩台に乗った私は痛みとうんちとの闘いで必死。助産師さんからいきむように指示されても、「いきんだらうんちが出てしまうのでは……」という不安から思うようにいきめません。夫も隣で必死に応援してくれています。こんな状況で赤ちゃんよりも先にうんちが出てしまったら、恥ずかしくてたまりません。
そんなとき、ベテラン助産師さんが指を肛門に添えました。指2本ほどを肛門に添えただけなのに、驚くほどうんちのことを考えずにいきめるように……! 急にいきみやすくなり、無事うんちを出すことなく出産を終えることができたのでした。
初めての出産で不安がありましたが、助産師さんのおかげで無事にうんちを出すことなく、かわいい息子を産むことができました。出産時には助産師さんが肛門保護をしてくださるそうなので、次回からはうんちの心配をせず思う存分いきもうと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:佐藤みちる
2歳の息子を持つ1児の母。FP資格を取得しており、保険ショップに勤務して現在5年目。お金関連のブログ運営をおこない、ライターとしても活動している。