【加入するorしない】入園・入学時に保険が必要かお金のプロが解説!

2021/03/24 21:25
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ファイナンシャルプランナーの大野先生が、入園・入学時のときに保険が必要なのかについて教えてくれました。入園・入学時にすすめられる保険の内容、加入がいらない場合とは? など詳しく解説。
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保険の加入について考える夫婦のイメージ

 

新年度に向けていろいろと準備を始める時期になりましたが、幼稚園や保育園などの入園、小学校の入学の準備に際して、保険の加入を幼稚園・保育園や保護者会・PTA等からすすめられている方もいらっしゃると思います。

 

加入が必須でなければ、入った方がいいか迷われることもあると思いますが、すでに加入している保険がある場合は、内容が重複する場合もあります。今回は入園・入学時に勧められる保険の内容と考え方についてお伝えします。

 

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入園・入学時にすすめられる保険の内容は?

入園・入学時にすすめられる保険は、団体や保険会社によって名称は異なりますが、“こども総合保険”、“園児総合保険”、“こども24時間保険”、“園児24時間保険”などの名称や似たような名称であることが多いです。

 

24時間と付いているのは、登下園・校や園内・校内だけでなく、自宅やその他の場所等でも保険の対象としていることがその由来です。また、入園・入学時に勧められる保険の内容は、団体や保険会社によっての差は多少ありますが、主なものは以下の4つです。

 

賠償責任保険

お子さんやその家族が、日常生活で誤って他人にけがをさせたり他人の物を壊したりして、損害賠償金や弁護士費用等を負担した際の損害を補償する保険です。自転車事故での賠償責任も補償されますが、自動車や自動二輪などでの賠償責任は対象外です。

 

育英費用保険

扶養者(一般的には生計主体者)がけがにより死亡または重度の後遺障害状態となり、お子さんが扶養できなくなる場合に、所定の育英費用(死亡保険金・高度障害保険金)が支払われます。

 

傷害保険

お子さんがけがで入院・通院した場合やけがで死亡・後遺障害が生じた際に所定の保険金が支払われます。

 

その他の補償

上記3つ以外の補償が追加できるものもあります。熱中症や食中毒、病気による入院・手術、携行品の破損、盗難等があった場合に保険金が支払われます。

 

現在加入している保険があれば加入は不要

入園・入学時に勧められる保険ですが、幼稚園・保育園や保護者会・PTA等が保険をすすめる大きな理由は、他人をけがさせたり、他人の物を壊したりしてしまった場合のトラブルを避けるため、上記の賠償責任保険に加入してほしいことにあります。しかし、賠償責任保険単体で販売している保険会社はほとんどないため、幼児・児童向けの育英費用保険や傷害保険とセットにして販売していることが多いのです。

 

なお、賠償責任保険は、特約(オプション)として、火災保険または自動車保険に付帯できるケースが少なくありません。また、賠償責任保険は同居家族全員が対象なるため、親御さん名義の火災保険や自動車保険でもお子さんを保険の対象にすることができます。すでに賠償責任保険に加入している場合は、重複して加入しても保険金が重複して支払われることはないため、新たに加入する必要はありません。

 

例えばこんなケースは不要です

例えば、火災保険の特約で賠償責任保険に加入している人が、保育園で園児総合保険に含まれる賠償責任保険に加入して、お子さんが10万円の物を壊しても、それぞれの保険から10万円ずつ支払われることはなく、それぞれの保険金上限など基準に按分され、合わせて10万円の保険金が支払われるだけとなります。

 

入園・入学時にすすめられる保険の加入が任意であれば、火災保険や自動車保険の特約に賠償責任保険を付帯すれば済みますし、入園・入学時に勧められる保険の加入が必須であれば、すでに加入している火災保険や自動車保険の賠償責任保険特約の解除を検討しましょう。

 

また、育英費用はすでに加入している生命保険が十分であれば、必要性は低いでしょうし、傷害保険も小児医療助成でお子さんの医療費が軽減されていることから、こちらもあまり必要性はないことがほとんどと思われます。逆に、火災保険や自動車保険の両方の加入がない場合や賠償責任保険特約を付帯できないタイプの場合には、賠償責任保険を確保するためにも入園・入学時に勧められる保険に加入することを検討されるといいでしょう。

 

 

お子さんのための保険で月1000円前後であれば、あまり考えなく加入できてしまう保険ですが、すでに加入している保険によっては無駄になってしまう可能性もあります。加入が任意であれば、まずは現在加入している保険で足りているか、または追加できるかを確認してから、手続きをされるといいでしょう。

 

監修者・著者

ファイナンシャルプランナー 大野高志


1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。



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