くぴこの熱が一旦治まり、HCUから病室へ戻ることになりました。
戻ってきたときにはちょうど夕飯の時間だったので、病院食が用意されています。
口の中の違和感やつらさを考えると、食べられないだろうなとは思いつつ、一応与えてみたところ……!?
まさか食べるとは思わず、ビックリ!!
飲み込むたびに痛そうに顔をゆがめていたので、逆にこちらが無理しないでほしい……と心配になるほどでしたが、それでも3口も口に運んでくれました。
スープに近いペースト状のおかゆやプリンなど、やわらかいものが出ているとはいえ、口の中を手術したばかりのくぴこ。
いまだ口の中が血だらけでつらいはずなのに……。その状態で物を食べるというのは、大人でもなかなか勇気がいると思うので、一生懸命飲み込んで食べたことに大変驚いてしまいました。
その後、口腔衛生のため様子を見に来た担当の先生にも伝えたところ、先生もビックリして「普通は喉や口腔の腫れのせいで食べられない子が多いですが、くぴこちゃんは食べられたなんてすごいですね!」と驚いていました。
術後すぐの娘のこの様子に、これは幸先が良いのでは? と思うと、少し胸をなでおろしました……。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO