私が初潮を迎えたのは、周りの友だちよりも少し早い小学校4年生のはじめごろ。生理の知識も対処法もよくわからず不安だった私に、母がしてくれてうれしかったことがありました。私が初潮を迎えたときの状況と、母に初潮がきたと知られるまでのこと、そして母がそのあとにしてくれた対応をお話しします。
私が初潮を迎えたときの状況
その日、私は地区の子どもたちが集まるイベントに参加していました。イベントといっても、公民館に子どもたちが集まって、カレーを食べながらビンゴゲームをするだけの小さなものです。その年も、いつも通り私の家の裏に住む幼馴染と自転車で公民館へむかい、入り口でカレーをもらって並べられている座布団へ座りました。
異変に気が付いたのはカレーをおかわりし、自分の座っていた座布団へ戻ったとき。座布団にほんの少し赤いしみがついていたのです! 女性には生理がくるということだけは知っていたので、そのしみが経血かもしれないということはすぐにわかりました。
母に初潮を迎えたと知られるまで
地区のイベントが終わり、私は誰にもお尻を見られないように急いで家に帰ってきました。公民館の座布団を汚してしまったことは誰にも言えず、裏返しにして出てきてしまいました。
急いでショーツとジーンズを脱いで洗濯機に入れ、新しいショーツにはトイレットペーパーを丸めて挟んでおき、そのまま母には言い出せず、翌朝を迎えることに……。ですが、母が洗濯物を干しているとき、経血が落ち切らなかったショーツを発見! 私が初潮を迎えたことが母に知られたのです。
母がしてくれた、うれしい対応
母は私のショーツを見つけ、やさしく「生理がきたの?」と聞きました。そこでやっと私は恥ずかしくて言い出せなかったこと、どうしたらいいのかわからずトイレットペーパーを挟んでいたことを話すことができました。
すると母は「しっかり教えておかなくてごめんね。不安だったよね」と生理の仕組み、ナプキンの使い方や捨て方、経血がついてしまったときの対処法、そして生理はまったく恥ずかしいものではないのだということを詳しく教えてくれたのです。
私は生理用品の詳しい使い方や捨て方、経血の落とし方などを学校で教えてもらっていませんでした。そのため、子どもには生理用品の正しい使い方や、生理は恥ずかしいものではないということなどを教えていくべきだと思っています。そして、この経験から、生理を不安に思っている子にはしっかり寄り添ってあげることも大切なんだと学ぶことができました。
監修/助産師REIKO
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