義母の話題は娘の子どものことばかり
私の息子が生まれたとき、義母はとても喜んでくれました。しかし、病院へ来てくれた義母の第一声は「このあと娘の子どものお迎えがあるからちょっとしか居られない」。忙しい中会いにきてくれたことはありがたいのですが、その後も生まれたばかりの息子の話題に触れることはなく、娘の子どもが保育園でお友だちと喧嘩をした話など、正直わが子を出産したばかりの私にはあまり関係ない話をして帰っていきました。
義母が娘の子どもの話ばかりするのは、それからもずっと続いています。息子のお祝いの席でも、話題はずっと娘の子どものこと。私の息子の話をしても、すぐに娘の子どもの話にすり替えられてしまいます。
モヤモヤが残る息子の初めて行事
息子の初めての行事、お宮参りでは両親を呼んだところ、私の父母は来てくれましたが義父母には断られました。理由は「その日は娘の子どもの習い事で送迎があるから」。1歳の誕生日会もきてほしいとお願いすると、特に確認をすることもなく「娘の子どものことがあるから行けないわ」と断られました。
義母の娘は共働きの家庭なので、保育園への送迎も祖母である義母がおこなっていました。そういった家庭の事情もあるので、義母が娘の子どものことばかり考えるのは仕方ないとは思います。ただ、何度も娘の子どもを優先され、私は孫への対応に差をつけられたように感じてモヤモヤしてしまいます。
モヤモヤが少し解消! 考え方を変えて…
こんな義母に、夫もあきれています。夫は「一生に一度の行事に来てほしいと頼んでいる。それでも娘の子どもの送迎が優先なのか」と義母に訴えましたが、義母は「そうねぇ……」と言って黙るばかり。また、この訴えについてあまり気にしていないようで、行けないことへの釈明などもありません。そんな義母の様子に夫があきらめてなんとなく話が終わってしまいます。
私としては毎回とてもモヤモヤしていました。でも最近は、「むしろ義母に会わないほうが気がラク」と考えを切り替えるように。義母に会わなければ、娘の子どもの話ばかり聞かされることもありません。もちろん、こんなふうに考えていることは夫にも息子にも内緒ですが、考え方次第でモヤモヤも少しだけ解消されました。
義母に悪気はなく、孫差別をしているつもりも毛頭なく、ただ娘の子どものことで頭がいっぱいなのだと思います。でも「どんなときも娘の子どもが第一優先」という考え方は私には理解できず、悲しい気持ちになってしまいました。義母とは長くお付き合いをしなくてはならないので、程よい距離感と気持ちの切り替えで乗り切っていこうと思っています。
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イラストレーター/ムチコ
著者:海原えめ
3歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
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