口蓋手術を終えて6日目。
娘の発声に変化があることに気付きました。
手術後、娘の発音に変化が……!
手術前までの「アンパンマン」の発音の状態は、どこかはっきり聞こえず、特に「パとマ」は、間の息が抜けたような声の張りが感じられないぼんやりした発音でした。
それが術後は、発音が前に響くようにはっきりと聞こえるようになりました。
先生いわく、上顎の軟口蓋部分が塞がったことで発声・発音に厚みができたとのことで、以前よりも言葉の一文字一文字がはっきりと聞こえるようになりました。
娘のひと言ひと言が聞き取りやすくなり、大変な手術を乗り越えた成果を感じられたことが親としてとてもうれしかったです。
そして、なによりも……。
「イエーイエー」とよく歌ったり、本や番組を見てても「ワンワンねんね(寝んね)?」など私に話しかけてくれたり、絵本も自分で読むようなそぶりで「まんまおーしー」と話すなど、明らかに術前よりもたくさんお話をするように!
発達の影響も手伝っていたのかもしれませんが、娘自身も声の変化を楽しんでいるように見えました。
今回の口蓋裂手術では、見た目の変化はないものの、軟口蓋裂部分が塞がったことで言葉がはっきりと響くようになり、発音に大きな違いを感じることができたので、驚くとともに感動しました。
また、それ以上に本人自身も発声の違いをわかっているのか、楽しそうに声を出してお話をしていました。私はその様子を見ているのがうれしくて、改めて手術を乗り越えることができたんだなと娘の成長と体の回復に感動しました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO