前夫は「女は家庭」という固定概念があって
私はバツイチ。前夫は、今の時代においても「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担の固定観念を、根強く持っている人でした。家事はすべて私がこなすものと思われていたので、仕事を持つ私には、これがとても大きな負担でした。
そんなこともあって、前夫との生活に耐えきれず、離婚することになりました。
結婚前提に5歳年下の彼とお付き合い
そんな私が35歳のとき、5歳年下の彼とお付き合いを始めました。お付き合いを始めるにあたっては「結婚を前提に」ということでしたが、付き合って半年経っても具体的な結婚話が出てくることはなく……。
そんなとき、予期せぬ妊娠が判明しました。正直びっくり! でも、すごくうれしかったです。彼に伝えると、彼も大喜びで、これまでノーリアクションだった結婚話が急速に進み、入籍する運びに。
そこから、おなかの赤ちゃんも共に、両家への挨拶や顔合わせ、指輪の購入、引っ越しなど、幸せながらも目まぐるしい日々がスタートがしたのです。
一緒に暮らして知る彼の新しい一面
彼と一緒に住みはじめると、これまで知らなかった彼の一面を次々発見しました。一番大きな発見、そして驚きは、「彼が自発的に家事をしてくれること」です。
彼は実家から離れてひとり暮らしをしていた経験があるので、「ある程度の家事はできるんだろうな」とは思っていました。付き合っていたころ、彼の家に遊びに行ったときにも、洗濯物を干したりアイロンがけしたりしている彼の姿を見ていたからです。
それも、私を手伝うというサポート的な立ち位置ではなく、「一緒に半分ずつ協力してやっていく」スタンスで家事をこなしてくれるのは想定外! とくに話し合ったわけでもお願いしたわけでもありません。「料理は得意じゃないから洗濯は俺の仕事だよ」と言ってくれて、自然な流れで家事分担ができました。
前夫のことがあったせいもあり、率先して「家事は一緒に、半分ずつ」を自然に実行してくれる今の夫には、とても感謝しています。子どもが生まれてからは育児にも積極的で、おかげで私は仕事をやめることなく、産休育休をとることができました。彼と結婚できてとてもよかったですし、彼でないと私の生活は成立しないと思います!
文/ゆうさん
イラスト/すうみ
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