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「受診しなくていいよ」アレルギー症状で苦しむ息子を見て夫が放った言葉に愕然⇒医師の診断を聞くと…

これは、次男が生後6カ月のころ、卵黄を食べてアレルギー症状が出たときの話です。卵黄を食べたあとに何度も吐き続ける次男を看病しながら、私が受診の準備をしていると、夫から衝撃の発言が……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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初めての卵黄は慎重に…

次男の離乳食は生後5カ月ころから開始し、生後6カ月ころには卵黄に挑戦してみることに。最初は耳かき1杯から始め、翌日は耳かき2杯……と、かなり慎重に食べ進めていきました。平日5日間を使用して、最終日には次男が卵黄1/2個食べたところでもアレルギー症状の出現はなく、私は卵黄をクリアとしていました。

 

しかし、その数日後に卵黄1/2個を次男に食べさせたところ、3時間くらい経過したころに3回ほど大量に嘔吐。夫と「卵を食べてからかなり時間が経っているし、何だろう? 体調が悪いのかな?」と話していました。

 

夫の衝撃発言にあぜん!

また別の日に、次男に卵黄1/2個を食べさせたところ、再び3時間ほどで大量に数回嘔吐。私が次男を病院に連れて行こうと受診の準備をしていると、夫が「ネットで調べたら、『卵黄消化管アレルギーに症状が似ている」と言うので、私は「アレルギー科がある病院で診てもらおう」と返答。

 

すると夫は「アレルギー科って受診する意味ある? 原因食物を食べさせなきゃいいんでしょ?」と言ったのです。私はあぜんとしましたが、「卵だから一生食べさせないわけにいかないし、今後の治療方針とか専門家に聞きたいから受診するね」と、ひとりで受病院へ向かおうとしました。しかし結局、夫も受診についてくることに。

 

アレルギー科の医師の話を2人で聞き、「ほぼ、卵黄消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)(※)で間違いないでしょう。確定診断には検査入院が必要です」と言われたため、今後、次男は検査入院をする予定です。

 

 

夫は「専門医の話を聞けてよかった……。ちゃんと受診したほうがいいんだね。アナフィラキシーは起こりにくくても、アレルギーって怖いわ」と、自分の言動を反省したような態度が見られ、私はホッとしました。

 

(※)卵黄による「消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)」:卵黄を摂取してから2〜3時間後に症状が現れる。症状は主に嘔吐で、数十分のうちに立て続けに複数回嘔吐する。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

著者:吉川 みきな/30代女性・看護師。14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。

イラスト:ななぎ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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      アレルギーって本当に意外なところから出てくるから すごく怖い
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      アレルギーってこわいですね。特に、お子さんのこととなると。旦那さんもついてきてくれてよかった!

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