初めての卵黄は慎重に…
次男の離乳食は生後5カ月ころから開始し、生後6カ月ころには卵黄に挑戦してみることに。最初は耳かき1杯から始め、翌日は耳かき2杯……と、かなり慎重に食べ進めていきました。平日5日間を使用して、最終日には次男が卵黄1/2個食べたところでもアレルギー症状の出現はなく、私は卵黄をクリアとしていました。
しかし、その数日後に卵黄1/2個を次男に食べさせたところ、3時間くらい経過したころに3回ほど大量に嘔吐。夫と「卵を食べてからかなり時間が経っているし、何だろう? 体調が悪いのかな?」と話していました。
夫の衝撃発言にあぜん!
また別の日に、次男に卵黄1/2個を食べさせたところ、再び3時間ほどで大量に数回嘔吐。私が次男を病院に連れて行こうと受診の準備をしていると、夫が「ネットで調べたら、『卵黄消化管アレルギー』に症状が似ている」と言うので、私は「アレルギー科がある病院で診てもらおう」と返答。
すると夫は「アレルギー科って受診する意味ある? 原因食物を食べさせなきゃいいんでしょ?」と言ったのです。私はあぜんとしましたが、「卵だから一生食べさせないわけにいかないし、今後の治療方針とか専門家に聞きたいから受診するね」と、ひとりで受病院へ向かおうとしました。しかし結局、夫も受診についてくることに。
アレルギー科の医師の話を2人で聞き、「ほぼ、卵黄消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)(※)で間違いないでしょう。確定診断には検査入院が必要です」と言われたため、今後、次男は検査入院をする予定です。
夫は「専門医の話を聞けてよかった……。ちゃんと受診したほうがいいんだね。アナフィラキシーは起こりにくくても、アレルギーって怖いわ」と、自分の言動を反省したような態度が見られ、私はホッとしました。
(※)卵黄による「消化管アレルギー(食物たんぱく誘発胃腸症)」:卵黄を摂取してから2〜3時間後に症状が現れる。症状は主に嘔吐で、数十分のうちに立て続けに複数回嘔吐する。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:吉川 みきな
14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。