おなかにいる弟の存在を教えていたのに…
私は下の子がおなかにいるときから、長男に「弟がここにいるからね」「仲良く遊ぼうね」と話しかけていました。きっと長男は下の子が生まれたら赤ちゃん返りやイヤイヤ期などがあるから、あらかじめおなかにいる弟の存在を教えておこうと思ったのです。
私自身も兄弟と2歳差。母から2歳差育児の大変さは重々聞いていました。長男は物分かりが良いほうだったので、弟の存在をきちんと話せば生まれてからもきっと仲良く遊んでくれるだろうと私は信じていたのです。
実際はママを取られて邪魔な存在?
次男が生まれてから、長男はやっぱり赤ちゃん返りが始まりました。抱っこばかり求めてくるし、せっかくトイトレが進んでいたのにおむつに後戻り。次男におっぱいをやれば隣で泣きじゃくり、寝ても覚めても「ママ、ママ」……。
おなかの中にいたときに「弟がいる」ということを何度も話していたので、長男は理解してくれていると思っていたのですが、現実はまったく違い、私は困りました。
大変だったけど長男に言わなかったひと言
それからも長男の赤ちゃん返りは続きましたが、次男がよく寝る子だったので、長男と2人の時間も比較的取れていました。でも、まだまだ弟に対して敵対心が強い長男の行動に私はイライラして叱ってしまうことも……。だけど私は長男に対して、「お兄ちゃんなんだから!」というひと言は絶対に言わないようにしていました。
なぜなら「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」と、私自身が親からしょっちゅう言われていて嫌だった言葉だからです。好きでお姉ちゃんになったわけではないし……と、ずっと妹を羨ましく思っていました。兄弟で歳の差はあるけど、私にとってはどちらも同じ息子。そんな気持ちで日々過ごしています。
「お兄ちゃんなんだから」というひと言を言わないおかげが、長男は徐々に赤ちゃん返りをしなくなってきました。次男が1歳になるころには、だいぶ2人で仲良く過ごせるようになってきました。まだまだ大変な時期ですが、来年から長男は幼稚園。2人で過ごす貴重な毎日を、私自身無理することなく楽しんで過ごしていきたいなと思います。
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監修/助産師REIKO
著者:森下ミメカ
2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。