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「将来、もし妊娠できなかったら?」陸上のために食事制限をした代償は…

ひとつのことを一心に打ち込めるものがあることは、日々の生活に張りが出ることでしょう。でも、熱の入れすぎにはご用心。体の異変に気づくのが遅れてしまうかもしれません。今回はそんな女性の体験談です。

「将来、もし妊娠できなかったら?」陸上のために食事制限をした代償は…

 

10代の私は陸上競技中心の生活。速く走ることばかり考え、行きついたのが、体を軽くする食事制限でした。それも、ただ量を減らすという極端な制限……。結果、食事制限を始めた高校生から大学生まで生理不順が続きました。

 

中学生から始めた陸上競技にのめり込む

私は、中学生のころからあるスポーツに打ち込んできました。それは陸上競技。高校生になってからはいっそう陸上にのめり込み、「どうすれば速く走れるだろう……」と速く走る方法ばかり考えていました。


その1つとして取り組んだのが食事制限です。晩ごはんをサラダのみにするなど、「無茶してるかも……」と思いながら体重や体脂肪率を徹底管理。だけど、そのかいあって、当時156cmだった私は、体重44kg、体脂肪率12.3%にまでなりました。
 

無茶な食事制限で「生理がこない…」

頑張った食事制限の効果は記録にも現れました。成績が伸びてきたことに喜んでいたのですが、高校2年生のとき、ふと気づいたのです。

「あれ? 今月、生理がきてない……」


はじめのころはまったく気にしていませんでした。でも、そのうち「ちょっと遅れているだけだよね……」と弱気になり、3カ月ほど期間が開いて生理がきたときは急に不安が込みあげ、将来のことが心配になりました。


「私、いつか結婚して子どもが欲しくなったとき、妊娠できるのかな……」と。


結局、高校生の間は生理不順が改善することはありませんでした。

 

生理不順を改善したくて見直した食生活

大学生になり、より真剣に将来のことを考えるようになった私は、ここできちんと生理と向き合います。とはいえ、親にも相談しておらず、婦人科の受診は敷居が高く感じられた大学生の私は、食生活を見直すことから始めました。


このときはまだ競技を続けていましたが、「体脂肪率を落としすぎないこと」「食事の量は減らさず、食べるものを変える」ことに重きを置いて、無理な食生活をやめることにしたのです。「量より質」の食事を心がけたことで、徐々に生理の周期が安定しました。
 

 

未熟だった10代の私は、スポーツに打ち込むことばかりに気持ちが偏りすぎて、自分の体を気づかうことまでには意識が向かいませんでした。そして、無理をすれば、それがそのまま自分の体に返ってくることも実感したのです。現在は無事に第一子を授かり、出産しました。何が本当に自分の体のためかを考え、食生活を見直してよかったと思っています。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

監修/助産師REIKO

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文/山田美希さん

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