2人目妊娠中から性別をしつこく聞く
私自身は4人姉妹、夫は2人兄弟で育ちました。男の子しか育てたことのない義母は、女の子の孫が欲しかったようです。長男を妊娠中はあまり気にしませんでしたが、2人目の妊娠がわかると義母は「女の子がいいね〜」と私に頻繁に言ってくるようになりました。
私もはじめは「そうですかね〜」と軽く受け流していましたが、会うたびに毎回言われるとだんだんモヤモヤした気持ちになり、返す言葉が面倒に……。どっちでもいいじゃん! そう思うようになりました。
性別が男の子だとわかるとガッカリされる
そして妊娠7カ月のときに男の子であることが判明。そのことを義母に伝えると、あからさまにガッカリした態度をとられました。義母が「2人目は女の子がいい」ということはわかっていたので少しばかりはガッカリされるだろうと覚悟はしていましたが、想像を超えた反応だったので正直つらかったです。
私は性別に関係なく愛してほしいと思っていたので、どうしてそこまでして女の子の孫がいいんだろう? 男の子じゃダメなの? と、義母に対してマイナスな気持ちばかり湧いてきました。
かわいい女の子の服を買うのが夢だった義母
私は義母に対して不満を抱き続けましたが、ふとした義母の発言から少しだけ気持ちがわかるようになりました。それは「かわいい女の子の服を買って、着てもらいたかったのになー」という発言でした。
きっと買い物先で見かけるかわいい女の子のベビー服を見て、夢を膨らませていたのかもしれません。義母自身が女の子を育てたことがないので、女の子の服や女の子のおもちゃに憧れがあったのでしょう。そう考えると義母の言葉に対してイライラしていた気持ちが少しずつ減っていきました。
その後次男を無事出産しましたが、義母は長男同様可愛がってくれています。「女の子がよかった」という発言は今もしますが、私は前ほどマイナスに捉えることはなくなりました。これからも女の子がよかったと言われるとは思いますが、あまり気にせず2人の息子たちを元気いっぱい育てていきたいと思います。
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作画/キヨ
著者:森下ミメカ
3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。