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「気がつかなくてごめんなさい」突然私に謝った娘。無自覚のうちに傷つけていた…2児ママが反省した話

私には8歳の娘と3歳の息子がいます。子どもたちはとても仲良しですが、2人とも性格が正反対。そんな2人を育てる中で、思いがけず子どもたちに嫌な思いをさせてしまっていたことに気がつき、反省した体験談をお伝えします。

 

 

 

穏やかだけどのんびりやなお姉ちゃん

娘は生まれたとき、寝てばかりで泣き声も穏やかなのんびりやさん。人に嫌な思いをさせるようなことはしない半面、我慢することも多いのですが、トラブルはあまりありません。ひとりっ子が長かったことで親が何かと過干渉になってしまっていたので、身支度などはなんとなく人任せなところがあります。

 

また、慎重な性格なこともあり、運動面で周りよりもできるようになることが遅い娘。体操教室では、娘ひとりだけできない種目がある、ということもあったのですが、マイペースな分、それでくじけることもなくコツコツ頑張ってきました。その結果、人より時間がかかってもちゃんとできるようになります。

 

ヤンチャでしっかり者の弟

一方、息子は生まれたときから泣き声が激しく、元気いっぱい。怖いもの知らずで言いたいことはハッキリ言う自己主張が強いタイプで、しっかり者です。自分から意地悪することはありませんが、嫌なことをされたら我慢せずハッキリ相手に伝えるので、親はハラハラすることが多く、目が離せません。

 

ですが、なんでも自分でやろうとする面もあるので、身支度などはいつの間にか終わっていることもあります。いろいろなことによく気がつくので、お手伝いも積極的にやろうとしてくれます。ただ、なんでもできるようになるのは早いのですが、少しでもうまくできないとかんしゃくを起こし、へそを曲げてしまって先に進もうとしません。

 

 

姉と弟で正反対なので……

娘の良いところ、息子の良いところは、気がついたらその都度褒めるようにしています。ただ、「娘の良いところ=息子の苦手な部分」、「息子の良いところ=娘の苦手な部分」であることが多いので、無意識のうちに、一方を褒めている言葉がもう一方への嫌味のように聞こえてしまっていたようなのです。

 

ある日、率先してお手伝いしてくれた息子を褒めていたら、娘が「ごめんなさい……」と言ってきたのです。なんのことかわからずにいたら娘が、「お手伝いが必要なのに気がつかなかった」と。そのとき、ハッとしました。

 

自分がされて嫌だったことをしている?

私には性格の違う姉と兄がいるのですが、小さいころ、比べられることがとても嫌でした。自分はそうしないようにしよう、と心に誓って子育てをしてきたつもりでした。ですが、同じおなかから生まれたのが不思議なくらい性格が正反対の子どもたちなので、無意識のうちに2人を比べていたのかもしれません。

 

あからさまな発言や態度を取らなくても、子どもたちは親の心を敏感に感じ取っているのだな、と反省しました。そして娘には「さっきのはそういう意味じゃないよ」と伝えました。

 

 

年齢も性別も性格も違うきょうだいを、平等に育てることの難しさをあらためて感じました。ですが、その分おもしろいと思うこともたくさんあります。違うからこそ、子どもたちがそれぞれの良いところをお互いに認め合いながら、苦手なところは補いながら助け合って、これからも仲良く過ごしていってほしいなと思います。

 

 

著者:坂井香子/女性・主婦。おだやかな娘とわんぱくな息子の母。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。

作画:星田つまみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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