ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。
初めての無痛分娩で無事に生まれてくれた次女KT。
元気に彼女が生まれてくれた、その陰で、パピーちゃんは過敏性腸症候群と闘っていました。
遡ることちょっと前、私の子宮口が十分に開き、そろそろかな〜と先生たちがガヤガヤと集まり出したその様子を見て「ちょっとヤバいかも……」と冷や汗をかき出したパピーちゃん。N子の誕生前に購入した(私の)お気に入りの一眼レフカメラを廊下に置き去りにして下の階の男子トイレまでダッシュしていました。
その後、そろそろいきんでいこうか!というタイミングで、麻酔の先生が言いました。
「お父ちゃんどこ行った?」
分娩室はざわつき、先生や先生の旦那さんや看護師さんが「旦那さんが消えた」と騒ぎ出しました。
「すいません、プレッシャーに弱いので、緊張し過ぎてトイレに行きました」と私が告げると全員大爆笑。
トイレから戻っても緊張は高まる一方、お腹を押さえ、冷や汗をふきふき、私よりも苦しそうなパピーちゃん。
私も生まれる〜!
俺も生まれる〜〜!!
と夫婦ともに「生まれる」を共有しながら無事にKTが生まれてきました。
パピーちゃんはその後もずっと緊張し通しで、何度かトイレに駆け込み、意図せず先生や看護師さんの笑いを誘っていました。おいおいパピーちゃんしっかり〜!2人目でっせ!!
イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています!
※過敏性腸症候群:一般的な検査で腸に炎症・潰瘍・内分泌異常などが認められないにも関わらず、慢性的におなかの張り感や痛みがあったり、下痢や便秘などの異常を感じる症候群。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO