イヤイヤ期がこないと思ったのも束の間…
同じ保育園に通う子よりも始まるのが遅かったので「うちの子はイヤイヤ期ないのかも?」なんて悠長に構えていた私ですが、2歳半を過ぎたころ突然息子のイヤイヤ期がスタート。
お風呂も嫌! 着替えも嫌! ごはんも嫌!と、何もかも断固拒否していた息子に「これよく育児系のブログやSNSで見るやつだ……」と妙に感心していました。とはいえ、わが子がイヤイヤ期だろうと仕事は待ってくれないのが現実。毎朝息子を急かしてイライラするのに嫌気がさした私は、職場の先輩ママたちに相談してみることにしました。
歴戦の猛者たちのアドバイスとは
先輩ママたちをランチに誘い、早速「イヤイヤ期をどうやって乗り越えたか」を聞いてみた私。すると、「泡風呂にしておもちゃを持ち込む」「翌日の服に着替えさせて寝る」「とにかく何でも自分で選ばせる」など、歴戦の猛者たちの頼もしい意見が。
「お菓子とおもちゃとDVDで乗り切った」という声も多く、苦労しているのは万人共通なんだなぁと感心しました。特に実践していたという声が多かったのは「キャラクターに頼る」ということ。その日から、早速わが家でも工夫してみることにしました。
早速実践してみた結果は…?
まず、着替えはアンパンマンや戦隊ヒーローの服などを前日の夜に自分で選ばせ、パジャマ代わりに着させて寝る作戦を実行。お風呂は濡れても大丈夫そうなおもちゃなら持ち込んでOKということにしました。さらに、キャラクターのおもちゃが出てくるバスボールや泡風呂の素などを入手し、どうしてもお風呂を嫌がる日の最終手段にすることに。
ごはんは、食べ終わるとアンパンマンの絵が出てくるお茶碗を用意。それでも食べなければ、アンパンマンのふりかけを使ってみました。そして、結果、お風呂はかなりスムーズに入ってくれるようになり、朝の支度は格段にラクに。そして、アンパンマン効果でごはんの時間にも怒り出さずに座ってくれるようになりました。
言葉が流ちょうになるにつれてなくなっていきましたが、結局1年ほど続いたイヤイヤ期。未だにこの対応が正解だったのか考えることもありますが、私がイライラするよりは息子にとってよかったのかなと思っています。すっかりバスボールが気に入った息子は、4歳になった今でも何かあったときのご褒美にお風呂に入れるのを楽しみにしているようです。
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監修/助産師REIKO
著者:大瀬木あさみ
炭水化物と漫画があれば生きていける1男1女の母。1人目妊娠でうっかり退職してしまい、産後は職を転々としていたが、現在はライターとして漫画・アニメや子育て、グルメなど興味がある分野を中心に執筆中。