深夜に陣痛開始
妊娠39週0日の深夜1時ごろにおなかが張り始め、30分ほどで10分間隔に。すぐに夫を起こして病院へ電話しました。病院は家から30分。夜中なので長女は寝ています。
深夜に陣痛がきた場合は近くに住む義母に連絡し、病院へ行っている間、わが家に来て長女を見てもらうことになっていました。夫が義母へ連絡すると、深夜ながら「すぐに向かう」との心強い返事をもらいました。
まだ!? 義母が来ない!
義実家からわが家までは車で3分。義母が来るまでに私と夫はバタバタと病院に持って行くものなどを最終チェックし車に積んでいました。しかし、待てどもなかなか来ない義母。「お義母さん遅いね……」と話し、夫が義母に連絡しますが電話に出ません。
だんだんと「まだ来ないのかな!?」と痛みでイライラが増しながら待つこと30分、やっと義母が到着しました。このときすでに陣痛の間隔は2~3分。遅くなった理由を聞く余裕もなく、義母が着いてすぐに長女をまかせ、急いで夫と病院へ向かいました。
遅れてきた理由に驚き
病院に着いて内診すると「子宮口8cm! 着替えてそのまま分娩台に乗って!」と言われ、到着から30分ほどで元気な男の子を産みました。その後、入院中に夫と電話しているときに「そういえば……」と、出産のときに義母が遅れた理由を教えてくれました。
実は、「もしかしたら救急車に乗って病院へ行くかも」と義母は思ったらしく、自分の身支度をしていたのだそう。パジャマを着替え、シャワーを浴び、化粧して軽く食事を済ませてから来たのだということでした。「陣痛が始まったらすぐに病院へ」ということは事前に義母にも伝えていたのですが、義母が自分の身支度に時間をかけていたことにとても驚きました。
夫が聞いたところによると「すぐに病院へとは言っても、陣痛は時間がかかるものなので焦ることではない」と義母は考えたようです。なぜ義母が「自分が救急車に乗るかも」と思ったのかは謎……。無事に出産を終えた今では話のネタにしていますが、そのときの私はすぐに義母が来てくれると思っていただけに、かなりイライラしてしまった出来事でした。
著者:水田真理/女性・主婦。アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践中。
イラスト:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています