あれ、この感じ! もしかして……!?
くぴこが来年通う幼稚園も決まり、ホッとしたのも束の間。
なんだかずっと胃の調子が悪い……。
最初は忙しかったので、少し気が抜けて体調を崩したのかなとも思ったんですが、この身に覚えのある胃の不快感にもしや! と思い、産婦人科に向かうと……!?
くぴこのときのつわりの感覚をまだ覚えていたこともあったので、予想通り!
めでたく第二子を授かることになりました!
また赤ちゃんを抱っこできる! という気持ちと、昨年の口蓋裂手術のときにきょうだいについて話を聞いて以来、くぴこに弟か妹がいたらな……という憧れはひそかに思っていたので、おなかの新しい命に喜びが湧き上がります。
しかし、それと同時に……。
深い原因はわからないとされる口唇口蓋裂ですが、口唇口蓋裂として生んでしまったためにこれまでの2回の手術や、今でも続く治療をすることになったくぴこのことを思うと、自分のせいで……という気持ちをぬぐうことはできません。
また、口唇口蓋裂じゃなくても、何かほかの病気をもってしまったら……そう思うと次第に強い不安にもかられて、だんだんうれしさよりも産みたいけど、自分は赤ちゃんを健康に産んであげられるのかという、気持ちのほうが大きくなっていき、複雑な気持ちのまま妊娠を迎えることになりました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO