場面緘黙症に気づくまで 第15話
1年生のときのお話はこれで最後になります!
このときは、今思えばとても周りに恵まれていたなぁと思います。
ドイツの日本人学校は、小1、小2は送迎必須でした。そのお陰で、保育園時代のように、毎日先生とお話できたのがとてもよかったと思います。
小学校に入ると、幼児期のころと違って学校での様子がいろいろ見えなくなってしまうので、症状の強くない場面緘黙症の子どもたちは、ただのおとなしい子として、気付いてもらえないことも多いと思います。
先生のほうも、ただのおとなしい子ってことで、いろいろスルーしてしまうこともできたと思うのですが、次女のささいな変化にいち早く気付いて、私と共有してくれたことで、次女が場面緘黙症じゃないかと気付くことができました。
先生には感謝しかありません……。
◇ ◇ ◇
帰国前日の夜。「先生にもみんなにももう会えないんでしょ?」とベッドの中で泣いていた次女ちゃん。それほどまでに先生やクラスメイトのことが大好きで、きっと次女ちゃんもみんなから大切に思われていたのでしょうね。
ドイツにきて次女ちゃんが場面緘黙症かもしれないと気づいてから、落ち込んだり悩んだりしたまりまりさんでしたが、この素敵な経験が次女ちゃんの成長につながってよかったですね!
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
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