そんなとき、雪穂の母が突然家を訪れた。妻が出産した日、夫に「和樹さんだけは雪穂の味方でいてほしいの」と告げ心配していた母は、子煩悩に「見える」夫の育児っぷりに安心したようで……。
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「僕と帰ってこない妻」第73話
「和樹さん、とっても育児に協力的じゃない」
「あなた、ちゃんと和樹さんに感謝するのよ?」
「あなた、とっても恵まれてるわよ」
母は畳みかけるように言う。
「今後も雪穂が甘えちゃうかもしれないけれど、これからもよろしくね」
妻以外の人から見ると、一見「家事も育児もやっている良い夫」。夫自身もそう思っている。
夫に感謝? 恵まれてる?
私が、甘えてる……?
言葉にして伝えることの難しい「そうじゃない」というジレンマが、妻の中に沸き起こる。
連載僕と帰ってこない妻
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うちもそうだけど、だいたい独りよがりなんだよね
妻から見ると全然で、多少触った程度のことを「よくやってる」なんて見るのはやめてほしい
昔はどうか知らないけど、今はこれが最低ラインくらいじゃないのかな
第三者から見ていいお父さんやってるアピールされたら複雑な気持ちになりますね。
特にご飯あげるのは私は大嫌いだった。毎回ストレス。旦那は食べさせる事はほぼせず、子供が自分で食べないと「もういらないのね」とすぐ片付けた。時間はかかるけど食べさせれば全部食べるのに。残飯はこちらに丸投げ。ラップして冷蔵庫入れられても…どうしろと?笑
ご飯食べさせてもらったんだから妻が食器片付ければいいし、オムツ変えてくれたなら「捨てとくね」って捨てればいい。全部やらないと怒るのはなぜ?
この妻は単純に言葉が足りない。思ってる事は言わないと伝わらない。超能力じゃないんだから。
この夫は色々ありえなくてイライラするけど、正直今回の育児の話では羨ましいと思う。