痛み止めが効かず、大号泣!
私が交際していた彼と同棲を初めて間もないころから、生理のたびにひどい痛みに苦しむようになり、家事がままならないばかりか、仕事を休むこともありました。内服薬や坐薬など、鎮痛薬を使用しても生理痛は一切和らぐことはなく、寝ていても座っていても1日中腰や腹部をハンマーで殴られているかのような強い痛み。生理になるたび近くの実家へ駆け込む生活が続きました。
今後長い年月、毎月生理痛に振り回されるのかと思うと絶望感を覚え、また、同棲し始めたばかりにもかかわらず、毎月のように家を空けてしまうことで彼への申し訳なさも相まって、心配して私の実家を訪ねてきてくれた彼と母の前でわんわんと声をあげて号泣してしまいました。
私を救った彼と母の言葉
子どものように大泣きする私に、母は「これからは彼と2人で生活していくんだから、あなたが生理でしんどいときは彼にいろいろ手伝ってもらわないと。生理痛は恥ずかしいことでもなんでもない。彼にきちんと話をして、病院に行きなさい。大丈夫だから」と声をかけてくれました。
彼も「今まで気付いてあげられなくてごめんね。これからは生理のときにはいつもよりもさらに家のことに目を向けるように気を付けるから、何でも言ってね」とやさしくしてくれました。
私は2人がくれた言葉に心底救われました。それまで私は、生理のことを彼に話すことを恥ずかしいと思っていました。しかし、生活を共にしていく大切な彼にだからこそ、理解してもらうことが必要なんだと気付きました。
いざ受診!
彼と母に背中を押してもらい、初めて婦人科を受診しました。検査をした結果、特に異常はないとのことで安心しました。そして、生理痛に効果的な漢方薬と、鎮痛薬をいくつか処方してもらい、生理痛を緩和させるためのセルフケアについても教えてもらいました。
薬の服用とともに、規則正しい生活や体を冷やさないことを心がけた結果、生理痛は次第に軽減していき、生活への影響も小さくなっていきました。
こんなにラクになるのなら、もっと早くに婦人科を受診すればよかったと後悔しています。婦人科の先生に「ひどい生理痛の原因として子宮内膜症などの疾患が隠れていることもある」言われ、定期的な受診が大切であることも実感しました。
また、家族や彼に生理について話し、知ってもらうことは恥ずかしいことではないとわかりました。今では、自分が快適に過ごすために必要であると感じています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/tamago888
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
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