手をあげる、育児も家事も一切しない、妻の土下座姿をみてあざ笑うなど最低なモラハラ夫だったのに、嫌いになれなかった理由の一つが、「頼りがいがあったこと」。
特にDIYが得意で、積極的に物づくりをしてくれていたんだそう。
夫と過ごす時間は、モラハラでつらいときよりも、楽しい時間のほうが圧倒的に多かったというモグさん。
「顔で選んだ夫がモラハラ夫だった話」第31話
夫とはラーメン巡りやゲームなど、好きなことが一致していたため話題が途切れず、普段の生活は楽しかった。
余計な一言二言はあるけど基本的にはやさしい人だった。
「夫は頼り甲斐もあるし、話題も合うし、面白い旦那さん。
たまにキレるけど、謝ればちゃんと許してくれるしやさしくしてくれる♪」
そう思っていたというモグさん。
2行目が異常だと気付くのはまだまだ先……。
「なんで離婚しないの?」と周囲に言われても、
暴力と罵声でコントロールされる生活が普通のことになりすぎて、おかしくなってしまっていた。
「夫の機嫌さえ取ってれば楽しい時間を過ごすことができる」
「夫の機嫌を損ねてはいけない、怒らせてはいけない」
時には我慢も必要。
自分が我慢して「幸せな家庭」を維持できるなら、我慢する。
「我慢し続ける家庭」が「幸せな家庭」とは言えないことに、当時は気づかなかった……。
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