子どもを持つまでの経緯
都内に住むさちこさん(31歳)とパートナーの女性(39歳)は、8年前に知り合い付き合いはじめました。お二人はさちこさんの姪っ子を可愛がっているうちに「私たちも子どもが欲しい」と思うようになったそう。
「ドナーさん(精子提供者)が同じであれば、子どもたちはきょうだいになるよね」「二人がそれぞれ産むなら、必ずドナーさんは同じ方にお願いしよう」ということになりました。そして、まずは8歳上のパートナーさんが先に出産しようということになったそうです。
6年前にパートナーさんが知人男性より精子提供をしてもらい妊娠・出産をしました。お二人の第一子にあたる5歳の男の子です。そして、同じドナーさんに精子提供をしてもらい、現在第二子をさちこさんが妊娠中になります。
※現在の日本では、同性カップルの結婚は認められておりません。
※基本的には出産した人しか、子供の親権者にはなれないため、第一子の親権はパートナーさんのみが持ち、第二子の親権はさちこさんのみが持っている状態です。
出産当日AM3:00
さちこさんは今回、家族みんなで第二子の誕生を共有することで、家族としての絆を深めたいということで、パートナーさんや第一子のお子さんも立ち会い出産ができる産院を探しました。
陣痛の痛みにたえるさちこさんを懸命にサポートするパートナーさん。そして、ついに赤ちゃんが産まれました。赤ちゃんが出てきた瞬間、お兄ちゃんの「あかちゃん!」という可愛い声が響きます。ビデオカメラを構えていたパートナーさんの目にも涙が……。
さちこさんが初めて自分が産んだ子を抱っこします。産声をあげる我が子を愛おしそうに抱きしめ、見つめるさちこさん。時刻は午後2時24分。産院到着から約12時間での出産となりました。
赤ちゃんの体をきれいにしてもらったあと、家族4人の動画を助産師さんに撮ってもらいます。さちこさんとパートナーの間に新しい家族が増えた瞬間です。
産後9日目インタビュー
産後のインタビューでは、パートナーさんが生まれたときの涙の理由を話してくれました。「やっぱりうれしくて泣いちゃった」と素直な気持ちを告白。生まれるまでは、どこか自分が産んでいなくても可愛いと思えるか心配していた部分があったそう。それでも、生まれてきた赤ちゃんを見て、可愛いと思ったし母性が湧いたそう。
一方さちこさんも、これまで第一子をたくさん可愛がってきたのに、それとはまた違った気持ちを第二子に感じているそう。「想定外の気持ちが湧いている」と本音で話してくれました。また、自分で子どもを産んだことで第二子への気持ちも変わっていっているようです。
動画の締めくくりは、お兄ちゃんになった第一子とパートナーさんからのお手紙。こちらはぜひ本編でお楽しみください。
ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他の出産動画も公開中。リアルで感動するママとパパの出産動画を、ぜひチェックしてみてくださいね。