ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。
Yちゃんのお母さんから「ガンだ」という衝撃の告白を受けてからしばらくすると、Yちゃんのお母さんは近くの総合病院で入退院を繰り返すようになりました。
その間、ちょこちょこと病気が判明した経緯などを話してくれるようになりました。
調子が悪いので血液検査をしたら、お友だちの女医さんに精密検査を勧められたこと。
精密検査をしたらガンだったこと。
病院で肝臓の治療をしていること。
痩せ過ぎて夏なのに寒く感じること。などなど
話す内容は病気のことばかりでしたが、あまりにも今までと変わらない笑顔いっぱいのYちゃんのお母さんの姿に「きっと治るタイプのガンに違いない!」と何となく思うようになりました。
ある日、保育園であったときに「明日からまた入院やね〜ん」と言っていたので、近所の病院ということもあり、病院にお見舞いに行っても大丈夫なものか聞いてみました。
すると、遠くを見ながら「お見舞いな〜あんまり来る人おらへんで」と少し寂しそうに笑って言っていました。
「お見舞いにくる人おらへん」ってどういう意味なんだろう……。
彼女の遠い目は何だったんだろう……。
大丈夫だと思い一度落ち着いていた私の心が、また少し波立ちました。
イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週2回お届けしています!