40歳独身で乳がんになりました ~第2話~
寝返りをしてズキン!と痛んだ右胸を慌てて確認したところ、右胸と脇の間がうっすら赤くなっていました。それだけでなく、赤い部分に触れてみると、蚊に刺されて腫れたときのように厚みのある感触が……。
これはもしかしてヤバいやつなのでは……!?
病院に行きたいけれど、土曜日の夕方だったため、月曜日に電話することに。
「まだ悪いものと決まったわけじゃないし……」と思いながらも、不安に駆られスマホで「乳がん」「しこり」「乳がん 勘違い」などと検索せずにはいられませんでした。
しこりについてですが、以前乳がんのしこりのサンプルを触ったときは、梅干しの種みたいにゴリゴリとしている印象だったのですが、私の「しこりらしきもの」はゴムボールのような感じでした。
「乳がん 痛み」で検索すると乳がんのしこりは痛まないと書かれていたりして、「私の場合は痛みがあるし、大丈夫なんじゃないかな?」とも思いました。
私は毎年健康診断を受けていて、8カ月前に受けた乳がん検診では異常なしだったのです。安心材料が欲しくて、自分の過去を振り返ったり、ネットでいろいろ調べていたのですが……。
どんなに安心材料を集めて「私は大丈夫」と思おうとしても、本能では「これはヤバい」と言っているかのようでした。
もしこのしこりが、「がん」ならば……。
すでに「がん」かもしれないけれど、それでも「がん」じゃない自分でいられるのはこの週末が最後かもしれないと思ったのです。
乳がんのしこりのタイプもさまざまあるようです。私は乳がんのしこりといったら、コリコリしたような硬さのあるものだとばかり思っていました。どの病気でもそうですが、いろいろなケースを知ることが自分自身を守ることにつながるんだと実感しました。
次回は、病院を受診したときのお話をします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
【黒田先生からのアドバイス】
乳がんは人によってさまざまな顔つきがあります。島野さんのようにしこりがある部分に痛みや炎症を伴うこともありますし、そうでないこともあります。胸の異変やしこりに気付いたら、自己判断せずに一度受診をしましょう。
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