ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。
Yちゃんのお母さんが亡くなったころ、N子と私は、お母さんが亡くなるってどういうことなのか話をしました。
夜寝るときにお母さんがいないこと、病気でしんどいときにもお母さんがいないこと、そして、どんなに会いたくても二度と会えないこと、Yちゃんが今どんだけ寂しくて不安な気持ちなのか想像して話をしました。まだ幼かったN子ですが、彼女は彼女なりに何か考えるところがあったと思います。
月日は流れ、今、小学4年生になったYちゃんとN子。相変わらず2人は仲良くしています。
同じ習い事をしていることもあり、私が見学やお迎えに行くと、Yちゃんは私を見つけるとかけよって来てくれます。そして、その日あったうれしかったことや、嫌だったことなど、いろんな話をしてくれます。
そんな光景を、N子はいつも微笑みながら見守ってくれています。
たとえN子自身が話したいことが沢山あったとしても「Nは帰ってからいっぱい聞いてもらえるから」とYちゃんを優先してくれています。
せめてN子がYちゃんに優しい子に育ってくれてよかった。そう思っています。
家に帰ると今度は寝るまでN子とKTの話を聞くようにしています。
イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週2回お届けしています!
-
前の話を読む448話
「私だったら…」今娘たちにしてあげられること。悲しみのなかで気づいたこととは?
-
次の話を読む450話
「唯一無二なんだ!」悲しいできごとが、自分の命を大切にしようと思えたきっかけに!
-
最初から読む69話
【マンガ】脱力系ゆる育児日記 第69話~保護者会の役員さん~