のちに判明する、かたくりこさんの病名は「境界悪性卵巣腫瘍」。卵巣腫瘍には良性と悪性があり、境界悪性卵巣腫瘍は、ちょうどその中間(ボーダーライン)の悪性度とされています。果たして、かたくりこさんは卵巣腫瘍をどのように治療していくのかーー。
卵巣ボーダーライン 第15話
前回、術後の経過を見るために再び病院を訪れたかたくりこさん。「今回で通院も最後だし、まあ特に何もなく終わるでしょ」と安心していたのですが、エコー検査がなかなか終わらず……。
※基本術式は全摘出ですが、妊娠を希望する場合は、妊娠するための機能を残しながら手術をおこないます。
いつもなら10秒で終わるのに、今回に限っては1分経ってもエコー検査が終わらない……。もしや、もう卵巣嚢腫が再発したとか!? それだけはイヤァァ!!
ドキドキしながらもようやくエコー検査を終え、改めて先生から検査結果を聞くと……。
「前回の手術後におこなった病理検査も踏まえて境界悪性だとわかりました」「境界悪性は良性とも悪性とも言い切れないのですが標準術式は両側卵巣・卵管・子宮・大網の全摘出になります」「ショックでしょうが……」。
……はい? 思わず固まってしまったけど、ショックというか、初めて聞く単語だらけでまったく意味がわからない……。結局、今の状態がいいのか悪いのかもわからないし、今後どうすれば……。
第16話に続きます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
かたくりこさんのマンガは、 このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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