初孫がいる初めてのお正月
私の娘が生まれて、初めてのお正月の出来事です。実家にとって初孫だった私の娘は、親戚一同の注目の的になっていました。
みんなにちやほやされて、娘はとてもご機嫌。親戚も「小さい子がいると賑やかでいいねー」などと言って、娘の誕生を喜んでくれていました。
私の兄夫婦はまだ子どもがいませんでしたが、義姉はキャリアウーマンだったので、まだ仕事を優先したいのかな?なんて私は思っていました。
突然帰宅してしまった義姉
しかし翌日、朝から義姉が「習いごとの予約が取れたから帰ろうかな……」と言い、その日のうちにひとりで帰宅してしまったのです。兄にあとから聞いたのですが、義姉は不妊治療に通っており、なかなか良い結果が出ていない状況だったそうなのです。義姉が不妊で悩んでいるとは知らなかった私。
義姉はやさしい人で、私の娘ともたくさん遊んでくれて、子育ての話も積極的に聞いてくれていました。親戚も不妊のことは知らなかったので、軽い気持ちで「今度は○○(兄夫婦)の家の子だね!」などと言っていました。
親戚も私も悪気はなかったのですが、義姉は内心つらかったのだとあとから気がついたのです。
その後の義姉との関係
それからおよそ1年後、兄夫婦は無事に子どもを授かることができました。義姉の子宮にはポリープができていたようで、切除したところすぐに自然妊娠ができたそうです。兄夫婦はやっと授かった赤ちゃんを溺愛しています。
私は写真共有アプリで姪の成長を見ているのですが、兄一家は頻繁に家族でおでかけをているようです。姪はいつも兄夫婦からたくさん話しかけてもらっていて、きっと兄夫婦のもとに生まれて幸せだろうなぁと感じています。
今では義姉とはお互いの子どもを遊ばせ、子育ての話もたくさんできるようになり、良い関係を築けています。
この出来事で、子どもが欲しくても授かれない人がいることを改めて認識しました。そして、子どもをなかなか授かれない人は、そのことを自分からは話さないだけで、内心とても悩んでいるのかも知れません。子どもがいるとつい子どもの話をしてしまいがちですが、今後はもっと相手のことを考えて付き合っていこうと感じました。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/山口がたこ
著者:本田 ひな
2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
けれど、だからといって次の日に帰ってしまうのは反対に周りの人にたいしての心遣いが足りないのかな?とも思います。不妊というのは仕方ないこと。子供を持てない人、子供を持って苦労する人、子供を持って幸せになる人それぞれです。そういう自覚をもっておおらかに生きなければ自身が幸せになれません。
必ずしも子供が出来ないことが不幸とは限りません。そうお伝えしたい。
そもそも、不妊だろうが子どもは作らないと思ってようが、「次は義姉の番ね」とか、「子ども作らないの?」とかデリカシーのない事を言わなければいいと思う。
不妊で悩んでる人なら、義妹に赤ちゃんがいて帰省してる状態がすでに辛いと思うけど、それ自体は仕方ないことだと思う。