外面の良さだけはピカイチだった夫のマロさん。でも、モグさんの実家ではそれを発揮することなく、モグさんの母親も呆れてしまうほどゴロゴロして寝てばかり。
それが本当に嫌で、「帰省についてこなくていいんだよ」と言っても、「おいしいもの食べるんでしょ? モグちゃんだけズルイ」という理由で一緒に帰省をしたけれど……。
「顔で選んだ夫がモラハラ夫だった話」第57話
お正月、モグさんの親戚の家へ向かった。親戚は夫にも気さくに話しかける。でも、夫の顔が突然、不機嫌よりの真顔になって……。
嫌な予感がした。このあと夫は信じられない爆弾発言をした……。
「俺さ、モグちゃんの親戚みたいな人、嫌いなんだよね」
「何様なんだよ、新年早々うっとうしいわー」
あまりにも予想外すぎる一言に、びっくりしてしまった。
目の前で自分の親戚を悪く言われるのは、正直気分の良いものではない。
私もお義父さんが嫌いだけど、夫と同じように「嫌いなんだよね」なんて目の前で言ったら、何をされるかわからない。
私にとっては大切な身内の人たち。新年早々やめてよ……と、憂うつな気持ちになった。
そしてこのあと、見てはいけないものを見てしまう……!