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「どうして?」ちょっとした風邪気味なだけだったのに…。病院からまさかの言葉を突きつけられ…【娘が脳症になったとき #7】

娘が脳症だったことをボロボロになった夫に泣きながら言われた和田さん。「おなかの風邪」だったはずの病名が「急性脳症」に変わって…。

検査の結果、髄液に問題はなく、脳波がゆるやかになっていることから、ハナは急性脳症と診断されました。

 

娘が脳症になったとき #7

娘が脳症になったとき #7

 

 

悪い夢を見ているようでした。

歌ったり踊ったりするのが好きなハナが、それができなくなるかもしれないなんて、考えたこともありませんでした。元気に生まれたら、ずっと元気に育つのだと、当然のように思っていました。現実が受け入れられず、口から出るのは「なんで?」「ひどい」ばかり。どうしたらいいのかわかりませんでした。

 

今後の治療としては、ステロイド、抗生物質、脳浮腫に効く薬、抗けいれん剤を投与して症状の回復を待つ、と医師から説明されました。ステロイドなんて、肌に塗るだけだって気をつかう物質を投与するの?と驚きましたが、ステロイドを急性期に大量投与すると良くなるケースが多いとのことでした(ステロイドパルス療法)。

 

駆けつけてくれていた義両親。義父は仕事のため自宅へ帰り、義母はハナに付き添ってくれることに。私たち夫婦は二女ハッパを連れて自宅に帰りました。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター和田フミ江

    姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。著書に「お母さんまであとすこし!」(ベネッセコーポレーション)、「おうちクエスト」(竹書房)など。

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