息子を連れ去ったおばさんは、家の裏の並びに住んでいる野崎さんという人だと聞いた星田さん。そしてそのまま自宅で1、2時間休むよう、強引に促されました。
突然の訪問者は……?
息子を連れ去られ、「早く助けなくては」と思う反面、開放感に似た感情もあることに気付いてしまった星田さん。なんとか支えてきた心の柱が一瞬で崩れ落ちたように感じ、動けなくなってしまって……。
息子から強引に離され、ひとり自宅で「何も考えないように…」と過ごすうちに、外から子どもの声が聞こえ、近所に子どもがいたことに初めて気付いた星田さん。
でも、息子の泣き声は聞こえない……。
息子の小さな洗濯物が目に留まり、「ごめんな……こんなお母さんでごめん」と息子を取り返そうと立ち上がった瞬間、インターホンが鳴りました。
にぃくんが戻ってきたのかも! と急いで扉を開けると、そこには見たことのない女性が……。
女性は「ごめんね、私のせいだわ……」と言いながら、野崎さんが強引に息子を連れ去った理由を話し出しました。
女性は息子を連れ去った野崎さんの家の嫁で、この土地に馴染めず産後うつになり、自分の子どもを残して逃げ出してしまったことがあるとのこと。
そのことを義母である野崎さんは今もずっと気にしているのだと。