とうとうパニック発作が起きてしまいます。そこでわこさんはナースコールに手を伸ばすのですが……!?
「コロナ禍での妊娠が超ハードだった話」第9話
つらくて、苦しくて、思わずナースコールを押そうとしたわこさんですが、発作には慣れてるし……と、やめてしまいます。
しかし、わこさんの目には涙が。
「いつまでこの生活が続くんだろう……。」
「体がしんどい」
「心細い」
そんな思いが頭をかけめぐったのです。
すると、そんなわこさんを見て、やってきた助産師さんは言いました。
「実は私もパニック障害だったの。だからつらさはよーくわかるよ。」
え、こんなにバリバリ働いている助産師さんがパニック障害だった!?
驚いたわこさんでしたが、その話を聞いて、パニック障害があっても、乗り越えられるんだな、どんなことでもできるんだな、と前向きな気持ちになれました。
とはいえ、相変わらず副作用は苦しくて、さらに4人部屋で音が気になり、わこさんは夜も眠れません。
「切迫早産の入院しんどすぎ!」
心のなかで叫びます。
副作用にも慣れてきた入院3日目。わこさんはPCR検査の結果が陰性だったことから、病室を移ることに。しかし、移動した部屋には、産後に母子同室入院している赤ちゃんの泣き声や、陣痛に耐えるママの声が聞こえてきて……。ますます眠れないわこさんでした。
次回、わこさんは夫が恋しくなってしまって―?
監修/助産師REIKO
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