夫に愚痴ってもしょうがない
次男がギャン泣きする中、全然私の言うことを聞かない長男の注意ばかりしている私は、「ここを抜け出して、どこか静かな場所でひとりになりたい」と思うことがよくあります。
でも実際はそんなことできるはずもなく、ただその日その日を精一杯こなす毎日の繰り返し。夫に愚痴っても、「長男がもうすぐ幼稚園に行けばラクになるよ」と満足な返答は返ってきません。私は「今は大黒柱の夫にも愚痴ばかり言ってられないし」と思って我慢していました。
同じ環境にいた姉の言葉
毎日バタバタ過ぎていく日々の中、私は長期間日本にいる家族と連絡していないことに気づきました。そこで、何となく同じ2歳差の男児を育てた経験のある姉に連絡してみました。すると、姉とすぐ電話がつながり、私は育児のストレスを姉にマシンガントーク!
「うちも本当に大変だった。長男は店の床で寝そべっていたよ! 今はそんな時期だから。みんなそうよ!」と言ってくれたのです。私は姉の言葉で「私だけじゃないんだ」ということに気づきました。
似た環境で頑張っているママ友たち
毎週1回通っている子育てサークルで、あるママ友に何気なく「もうすぐ長男が幼稚園に行くから少し時間ができるけど、子ども2人連れての買い物は特に大変!」と話すと、その周りにいた他のママ友たちも「そうよそうよ、うちも長男が小さかったときは店であちこち触るし大変だった!」「自分の時間ができるってとても大事よ!」と話が弾みました。そこで私は他のママも私と同じ状況で頑張っているんだということがわかったのです。
自分と似た環境で子育ての経験があるママと話し合える場所に出向くことで、「ひとりではない」ということに気付いた私。すると、孤独感がなくなり、満たされた気持ちになることができました。
私は毎日子育てと家事に追われる日々にストレスを感じていても、「我慢するしかない」と耐えていたのですが、今回のことでママ友と関わる重要性に気付くことができた気がします。これからも積極的にママ友と出会える場所に行きながら子育てを楽しんでいきたいです。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/ねね
著者:岩見 エリ
2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。