転園はかわいそうかな
次女は、引っ越し前の家から自転車で5分くらいの幼稚園に通っていました。雨の日は歩いても通える距離です。その幼稚園に送迎バスはなく、新しい家から園までは自転車で15分くらいかかります。頑張れば通えなくはありません。
一方、転園先の候補園は新しい家から徒歩5分。自主性を重んじ、手厚い保育をしてくれると評判の園です。しかし次女は入園して半年経ち、ようやく慣れてお友だちもできてきたころ。長女は転校しないのに次女だけ転園はかわいそうかなと思い、躊躇していました。
思っていたよりハード
悩んだ結果、引っ越し後も通っていた園へ通うことに。その園に思い入れがあったわけではないのですが、次女にとっては環境を変えないほうがよいかなと思ったのです。しかし、いざ引っ越し先から通い始めたら、これがかなりハード。片道15分と思っていたところが、2往復すると1時間。雨の日はレインコートを着てもビショビショになります。
これは続けられないと感じ、転園先である候補園に見学へ行くことに。すると一瞬にして私の考えは固まりました。その園は先生の数が多く、楽しみながら保育している感じが伝わってきて雰囲気がものすごくよかったのです!!
途中入園した結果
次女は11月に転園しましたが、途中入園と思えないほどすぐに馴染みました。前の園に入園した際は行きたくないとグズることも多かったのですが、新しい園ではそれがあまりありませんでした。先生方がじょうずに誘ってくれるので遊びの輪にすんなり入れて、お友だちもすぐにできたようです。
見学の際に、私は直感で「この園はよい!」と思ったのですが、通ってみるとその園の魅力がより一層伝わってきました。もちろん近くなったことで送迎もラクになり、時間と心に余裕ができました。
いろいろと考えましたが、結果転園させてよかったと思いました。毎日のことなので送迎のしやすさは重要です。そして今回学んだことは、幼稚園によって雰囲気が全然違うということ。教育方針に共感でき、より雰囲気がよいと思える幼稚園に転園できてよかったと思います。子どもの順応力の高さにも驚かされました。
著者:小川恵子/女性・主婦。8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
作画:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています