2歳になったばかりの長男におむつを卒業させようなんて考えてみたこともなかった私。ところが幼稚園の先生から言われたのは「入園前におむつを卒業してください」の驚愕のひと言でした。
悩んだすえに私が出した答えは「とにかくパンツをはかせてみよう!」でした。
年々少での入園、おむつ卒業できる?
長男が1歳8カ月のときに次男が生まれ、やんちゃざかりの長男にかまってあげられずにかわいそうに思っていました。ある日、わが家のポストに1枚のチラシが。それは年々少から入園できる幼稚園のお知らせでした。
「これだ!幼稚園でたくさん遊んできてもらおう!」と、そう思って説明会に行きましたが、驚愕の「入園までにおむつを卒業してください」の言葉が。長男は早生まれでまだ2歳になったばかり。そんなに早くおむつって外れるの?と、不安でいっぱいでした。
題して「いきなりパンツ大作戦」
おむつ卒業への道の始まりです。「今日でおむつ終わりね~」と告げてかっこいいパンツをはかせます。トイレに誘っても「出ない」と行きたがらない、でも10分後にジャー。これが一日中続きました。
濡れて着替えるの繰り返しで、長男もいやになってきたのか「あーん、ママおしっこ」とついに教えてくれるようになりました。さらに大好きなプーサンの補助便座を買い、おしっこに行きたいときは「プーさん」と言うことが多くなりました。
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いきなりパンツ大作戦とプーさん補助便座が功を奏したのか、1週間ほどで長男のおもらしの回数は劇的に減りました。入園後もクラスのみんなで一緒にトイレに連れて行ってもらえたので、幼稚園での失敗もなんとまったくありませんでした。
先生によると「おもらしをしてもいいので、おむつをはかせないで登園させてください」という意味だったらしく、入園までにおむつ卒業必須!というのは私の勝手な思い込みだったようでした。
急に入園が決まり、2歳になってまもなく半ば強引におむつを卒業されられた長男。濡れるといやだなという感覚と、プーさんに会えるというお楽しみが順調なおむつはずしにつながったのだと思います。(TEXT:沢木素子)