次男の口元が赤い
次男が生後5カ月になってすぐのある日、ふと次男の口元を見ると、口の横が少し赤くなっていることに気づきました。私は「よだれでかぶれたかな?」と思い、次男のよだれを頻繁に拭くようにし、いつも以上に保湿を意識していました。
しかし翌日はさらに赤みが増し、かゆみがあるのか、次男は何度も手で口元をこするように。少し心配ではありましたが、長男が生後半年のころもよくよだれでかぶれていたので、ひとまず様子を見ることにしました。
顔が血だらけに!?
しかし、初めて口元が赤くなっているのに気づいた3日後のこと。朝起きて、ふと隣で寝ている次男を見ると、なんと顔が血だらけになっていました。私は一瞬、「鼻血!?」と思ったのですが、血が出ているのは口の周りだけ。次男の手にも血が付いていたので、「次男が手で口元をこすったんだ」とすぐにわかりました。
そしてよくよく次男の口元を見ると、少し皮がめくれていて、そこから出血した様子。ガーゼで軽く血を拭ってみると、かなり赤みが広がっていました。
原因はまさかの……
このままではいけないと思い、私はすぐに小児科を受診。すると次男の顔を見た先生は、すぐに「これはアトピーだね」と衝撃のひと言を発しました。予想外の答えが返ってきた私は戸惑いましたが、「だからこんなに急激に皮膚が荒れたのか」と納得。ステロイドの塗り薬を処方してもらい、その日から1週間ほど薬を塗ると次男の口元はすっかりきれいになりました。
皮膚がきれいになったあとも、小児科の先生の指示通り、毎日朝と入浴後の2回、保湿剤をしっかりと塗るように徹底。するとその後は皮膚が荒れることも少なくなり、次男が口元をこすることもなくなりました。
4歳になっても、毎日保湿剤は塗り続けています。そのおかげか、アトピーと診断されたとは思えないくらい、スベスベのお肌を保っています。ただ、もっと早く受診していれば出血せずに済んだかもしれないので、子どもに異常を感じたときは軽く考えてはいけないなと反省した出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:森井さやか
小学生と幼稚園児の男児2人、0歳の女児を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。