被害者は娘なのに…
娘に怪我をさせた犬を飼っているママ友は、ご近所のママ友グループと異常なほど仲が良く、わが家に来たあとに、集まって娘の出来事を話していたようで、すぐに話が広まりました。ママ友のいいように話を広められ、私は平気だけど、娘は痛い思いをして、さらに嫌な目にあうのは許せない……。と思いました。夫は、相手夫婦との話し合いの前に、弁護士の友人に相談をして助言をもらったようでした。
週末になり夫婦で訪れたママ友。私は子どもたちといて、すべて夫ひとりで対応することに。ママ友の夫は平謝りで、好印象でした。ママ友の夫がひたすら謝っていたので、夫は「あなたの謝罪は受け入れます。ただ奥さんは納得がいかないのか、うちの妻がメッセージではなく直接事故のことを聞きたかったと言ったら気分を悪くされましたよね? それはどういう意味だったのでしょうか?」と尋ねました。
ママ友の夫は、寝耳に水なのか、無言になったと思ったら、ママ友が反論してきました。私の夫が間髪入れずに「それは謝る人の態度ですか?」と言うと、ママ友は「こちらが何か悪いことをしましたか?」と、笑いながら発言したのです。
まったく反省の色が見えないママ友
私とママ友の夫は冷や汗ものでしたが、ママ友は言い訳ばかり。夫は「普通は怪我をさせてしまったら、すぐに状況報告しにきませんか? それをメッセージで済ますのは僕には信じられません。そしてこれはあなたの家とわが家の問題なのに、あなたは他の人に話してますよね? もし妻と娘に不利益なことが耳に入ったら今度は許しませんから」と伝えましたが、驚くことにこれもママ友は笑って聞いていたのです。
ママ友の夫はもう無言で何も言えずに震えていたそうですが、ママ友は私たちに怒っていたようで、夫は「万が一、今回の件で、噂などがたち、妻や娘が嫌な思いをするようなことがあれば、弁護士に相談済みなのでよろしくお願いします」と言ってくれました。
噂好きのママ友。私たちは弁護士や家族以外に話していないのに、部外者が話を知っているという状況は釘をささなければずっと負のループ。そんな状況を夫は断ち切ってくれたました。
その後、ママ友とは…
ママ友の夫は菓子折りを手にしましたが、夫は拒否し「そういうものが欲しくて話したわけじゃないので」と断りました。
私たちとしては、すぐに謝罪をすることが誠意じゃないのかなと思いました。私たちならそうしたと思います。その後はコロナ禍のおかげでママ友家族と顔を合わせることも減り、今ではまったく関わることはなくなりました。
私にとって、ママ友と深く付き合うことは、とても難しく、我慢の連続でした。それを断ち切ってくれた夫に感謝の気持ちでいっぱいです。そして娘には、人を傷つけてしまったときには、きちんと謝るように教えています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者/ohana